アピエス

株式会社アピエスの概要

株式会社アピエスは、埼玉県和光市に本社を置く企業で、アミューズメント機器のレンタルや販売を手がけています。1974年に設立され、以来数十年にわたり進化を遂げてきました。関わる製品やサービスは、メダルゲームやフリッパーといったアーケードゲームから、占い機や自動販売機へと多岐にわたります。特に、おみくじ自動販売機においては、国内シェア約80%を誇り、現在の日本では唯一の製造販売企業となっています。

歴史

アピエスの起源は、1974年に設立されたアイ・ピー・エム株式会社に遡ります。創業者は辻本憲三氏で、大阪府でスタートしました。当初はメダルゲームとフリッパーのリースを駄菓子屋やパン屋に行って行っていたものの、1979年に社名をアイレム株式会社に変更します。この名称変更の背景には、IBMからの商標に関する手紙がありました。変更理由は業容の拡大とも言っていましたが、実際には商標の混同を避けるための措置でした。

その後、アピエスはコンピュータゲーム事業にも進出し、1997年にはその部門をアイレムソフトウェアエンジニアリングに譲渡しました。以降は主にアミューズメントベンダー事業に特化し、占い機や千社札販売機などを主力商品として展開しています。

主要事業

アピエスが特に力を入れているおみくじ自動販売機は、日本国内で約80%のシェアを占めるトップメーカーとして知られています。2018年には、同分野での競合となる女子道社が撤退したため、アピエスが国内唯一の製造・販売企業となりました。この成功は、企業の長年の努力と技術革新によるものであり、現在も多くの地域で見かけることができます。

過去にはアミューズメント施設の運営も行っていましたが、現在はその事業からは撤退しています。まだ多くの顧客に愛され続けている製品を提供し、時代の変化に柔軟に対応し続ける姿勢がアピエスの強みと言えるでしょう。

会社の沿革

• - 1969年7月: 創業（社名：アイ・ピー・エム商会、創業者：辻本憲三、創業地：大阪府）
• - 1974年7月10日: アイ・ピー・エム株式会社設立
• - 1979年7月1日: アイレム株式会社に社名変更
• - 1998年: 株式会社アピエスに社名変更

アピエスは、数多くのゲームタイトルを家庭用ゲーム機向けにも発表しており、成功した作品には『きね子』や『西村京太郎シリーズ』、さらにはアニメとのコラボ作品もあります。

結論

アピエスは、アミューズメント業界において確固たる地位を築き、多様な商品ラインを展開している企業です。これまでの歴史を振り返ると、時代の流れに敏感に反応し、新しい挑戦を続けている姿が印象的です。

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