アミニ・シラトル

アミニ・シラトル（Amini Silatolu、1988年9月16日 - ）は、カリフォルニア州レッドウッドシティ出身の元アメリカンフットボール選手です。現役時代のポジションはガードでした。

プロ入りまで

1985年にトンガからサンフランシスコ・ベイエリアへ移民した両親のもと、彼はベイエリアで生まれ育ちました。カリフォルニア州トレイシーの高校に進学し、卒業後はサンホアキンデルタカレッジへ進み、オフェンシブタックルとしてプレーしました。

1年次には10試合に出場し、そのうち9試合で先発左ガードを務めました。2年次にはオールバレーカンファレンスの最優秀オフェンシブラインマンに選ばれる活躍を見せました。Rivals.comとScout.comから二つ星評価を受けた後、ネバダ大学へ進学しましたが、学力不足のため2009年はプレーできませんでした。

その後、テキサス州ウィチタフォールズにあるNCAAディビジョンIIのミッドウェスタン州立大学に転校。2010年には、ローンスター・カンファレンスの最優秀オフェンシブラインマンに選出されました。2011年にはディビジョンIIのオールアメリカンファーストチームに選ばれるとともに、カンファレンスの最優秀オフェンシブラインマンに2年連続で選ばれる活躍を見せました。

彼は2年間で182回のノックアウトを記録し、彼のブロックから43TDが生まれました。また、560回のパスプレー中、相手に許したサックはわずか1.5回で、彼がマークするディフェンス選手によってQBにプレッシャーがかかったのも他に1回だけでした。2011年、チームはレギュラーシーズンを10連勝で終え、チームオフェンスは1試合平均548.2ヤードを獲得、ランでは1試合平均327.2ヤードを獲得しました。この年、ディビジョンIIの最優秀オフェンシブラインマンに与えられるジーン・アップショー賞の次点となりました。

2012年のシニアボウルにミッドウェスタン州立大学の選手として初めて招待されましたが、ハムストリングスを痛めていたため、出場はしませんでした。この年ディビジョンIIからシニアボウルに招待されたのは、彼の他にはカリフォルニアペンシルベニア大学のリショー・ジョンソンだけでした。

ドラフト前には、ラリー・アレンやジャーリ・エバンズと比較され、その年の最も期待されるオフェンシブラインマンの1人として、1巡下位から2巡での指名が予想されていました。

NFLでのキャリア

カロライナ・パンサーズ

2012年のNFLドラフト2巡でカロライナ・パンサーズに指名されました。パンサーズがオフェンスラインマンをドラフト1・2巡で指名したのは、2007年のライアン・カリル以来のことでした。また、ミッドウェスタン州立大学の選手がドラフトで指名されるのは初めてのことでした。NCAAディビジョンII・ローンスター・カンファレンスから指名された選手としては、1996年のジャーメイン・メイベリー以来の高順位での指名となりました。

5月11日、パンサーズと4年間490万ドル（200万ドルのサインボーナスを含む）で契約を結びました。開幕戦から15試合、左ガードとして先発出場しましたが、オークランド・レイダース戦で手首を負傷したため、最終週は欠場しました。プロフットボール・ウィークリーより、2012年のオールルーキーチームに選ばれています。

2013年10月16日、右ACLの断裂で故障者リスト入り。2015年11月26日、左ACLの断裂で再び故障者リスト入りしました。この年、チームは第50回スーパーボウルに進出しましたが、デンバー・ブロンコスに10-24で敗れました。

シカゴ・ベアーズ

2016年7月20日、シカゴ・ベアーズと契約を結びましたが、9月5日に解雇されました。

カロライナ・パンサーズへの復帰

2017年2月17日、カロライナ・パンサーズと再び契約を結びました。この年、先発3試合を含む14試合に出場しました。2018年3月26日、パンサーズと再契約を結びましたが、8月7日に左膝の手術が必要となる負傷を負いました。同年12月7日、故障者リスト入りしました。

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