アラスカ (カクテル)

アラスカは、ジンをベースとしたキレのある辛口のショートカクテルです。別名、スキニン・アンド・エディ・カクテルとも呼ばれています。

歴史

1920年代、アメリカ合衆国サウスカロライナ州で修行時代を過ごしたハリー・クラドックが考案したとされています。彼は1930年に有名な『サヴォイ・カクテル・ブック』を編纂・刊行しましたが、その中でアラスカについて「原住民の愛飲酒ではない」「サウスカロライナ州で考案されたらしい」と述べるにとどまり、自身の名前は記していません。

特徴

アラスカは、アルコール度数が35度から43度と高いことで知られています。しかし、そのシャープな口当たりと、後から追いかけてくるハーブの香りが、多くの人々を魅了してきました。日本では、バリエーションであるグリーン・アラスカの方が人気を集めています。

レシピ

材料
ドライ・ジン：3/4
シャルトリューズ・ジョーヌ：1/4

作り方
1. 材料をシェークし、カクテルグラスに注ぐ。
2. ステアで作ることも可能です。

バリエーション

グリーン・アラスカ
シャルトリューズ・ジョーヌの代わりにシャルトリューズ・ヴェール（緑）を使用したバリエーション。エメラルド・アイルとも呼ばれます。アラスカよりもアルコール度数が高く、39度から49度程度になります。
レシピ：ドライ・ジン 3/4、シャルトリューズ・ヴェール 1/4。材料をシェークし、カクテルグラスに注ぎます。
スプリング・フィーリング
グリーン・アラスカのレシピに、シャルトリューズ・ヴェールと同量のレモンジュースを加えたもの。ドライ・ジン：シャルトリューズ・ヴェール：レモンジュース＝2：1：1の割合で作ります。爽やかな酸味が加わり、春にぴったりのカクテルです。
ザンシア
* ドライ・ジンを半量にし、減らした分と同量のチェリーブランデーを加えたもの。甘みと複雑な風味が加わり、アラスカとは異なる魅力を持つカクテルです。

アラスカは、そのシンプルながらも奥深い味わいで、カクテル愛好家たちに愛され続けています。ぜひ一度、その魅力を体験してみてください。

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