アラップ

オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ：世界を舞台に活躍するエンジニアリング・コンサルタント

オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ（アラップ社）は、国際的に高い評価を得ている総合エンジニアリング・プロフェッショナルサービス企業です。建築、土木、インフラ、都市計画など、多岐にわたる分野で、設計、計画、プロジェクト管理、そしてコンサルティングサービスを提供しています。

1946年、構造設計技術者であるオーヴ・アラップによって設立されました。アラップ氏は、専門分野の異なるエンジニアや専門家が協働することで、より質の高いプロジェクトを実現できると考え、そのような体制を目指して会社を設立しました。この理念は現在も受け継がれ、アラップ社は世界中の多様な人材を擁し、革新的なプロジェクトに取り組んでいます。

世界規模のネットワークと実績

ロンドンに本社を置くアラップ社は、世界89ヶ所に事務所を展開し、14,000名以上のエンジニア、プロジェクトマネージャー、コンサルタントなど多様な専門家が働いています(2018年11月時点)。アメリカ、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど、160ヶ国以上でプロジェクトを実施してきた豊富な経験と実績を有しています。日本支社は1989年に東京に設立されました。

幅広い専門分野と革新的な取り組み

アラップ社の業務内容は多岐に渡ります。土木・構造エンジニアリング、機械・電気設備エンジニアリング、環境コンサルティング、エネルギーコンサルティング、プロジェクトマネジメント、サステイナブルコンサルティングなど、多様な分野の専門知識と技術を提供しています。特に近年は、持続可能性への配慮を重視し、環境に配慮した設計や、エネルギー効率の高い建物の設計などに力を入れています。

アラップ社では、創造性、技術力、革新性に優れた社員を「アラップ・フェロー」として選出しています。彼らは社内外でリーダーシップを発揮し、業界全体の進歩に貢献しています。

著名なプロジェクトの数々

アラップ社は、世界各地で数多くの著名なプロジェクトを手掛けてきました。その中には、以下のようなランドマーク的な建築物やインフラプロジェクトが含まれています。

コヴェントリー新大聖堂
ロンドン動物園ペンギンプール
30セント・メリー・アクス（ロンドン）
エンジェル・オブ・ザ・ノース（ゲーツヘッド）
カーサ・ダ・ムジカ（ポルト）
ポンピドゥー・センター（パリ）
ハイ・スピード1（英国）
ミレニアムブリッジ（ロンドン）
ロンドン・アイ（ロンドン）
エーレスンド・ブリッジ（デンマークとスウェーデン間）
スコットランド議会ビル（エディンバラ）
ヒースロー空港、ターミナル5（英国）
ロンドン五輪水泳センター（ロンドン）
シドニー・オペラハウス（シドニー）
マリーナ・ベイ・サンズ総合リゾート（シンガポール）
中部国際空港ターミナルビル（愛知）
関西国際空港（大阪）
北京国家体育場（北京）
上海ルー・ジア地区都市計画
カリフォルニア科学アカデミー（サンフランシスコ）

これらはほんの一例であり、アラップ社は世界各地で、人々の生活を豊かにし、社会の発展に貢献するプロジェクトに携わっています。

受賞歴

アラップ社とその社員は、数々の賞を受賞しています。創業者であるオーヴ・アラップは1966年に、ピーター・ライスは1992年にRIBAゴールドメダルを受賞しました。また、アラップ社が手掛けたプロジェクトも多くの賞を受賞しており、そのデザイン性と技術力の高さは世界的に認められています。

まとめ

オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズは、高い技術力と革新的なアイデア、そして世界規模のネットワークを持つ、世界をリードするエンジニアリング・コンサルティング企業です。これからも、持続可能な社会の実現に向けて、様々な分野で貢献していくことでしょう。

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