アリスメンディ・アルカンタラ

アリスメンディ・アルカンタラ選手のプロフィール

アリスメンディ・アルカンタラ（Arismendy Alcantara）は、1991年10月29日にドミニカ共和国のサントドミンゴで生まれたプロ野球選手です。彼は内野手と外野手としてプレーし、右投げ両打ちのバッターとして知られています。愛称は「メンディ」です。

経歴

プロ入りとカブス時代

アルカンタラは2008年11月3日にシカゴ・カブスと契約し、プロのキャリアをスタートさせました。彼は2009年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・カブスでプロデビュー。その年は65試合に出場し、打率.275、3本塁打、32打点、20盗塁と素晴らしい成績を収めました。 2010年にボイシ・ホークス、2011年にピオリア・チーフス、2012年にはデイトナ・カブスと順調にステップアップし、2013年にはAA級テネシー・スモーキーズで133試合出場し、打率.271、15本塁打、69打点、31盗塁を記録。彼の才能は認められ、カブスとメジャー契約を結び、40人枠に名を連ねることとなりました。

2014年、アルカンタラはAAA級アイオワ・カブスで開幕し、89試合に出場して打率.307、10本塁打、21盗塁を記録。その後、メジャーリーグ初出場を果たしましたが、その年の打率は.205と振るいませんでした。2015年から2016年にかけてカブスでの出場機会は限られ、最終的には他球団へトレードされることになります。

アスレチックス時代

アルカンタラは2016年にマイナーリーグからオークランド・アスレチックスに移籍。メジャーでは16試合に出場し、打率.211という成績でした。

レッズ時代

その後、同年10月にシンシナティ・レッズに移籍し、2017年にはマイナー契約を経て再び現役を続ける道を選びました。

メキシカンリーグ時代

2018年、アルカンタラはメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズに移籍し、その後オアハカ・ウォーリアーズおよびティフアナ・ブルズでもプレーしました。

メッツ、エンゼルス傘下の時代

2019年にはニューヨーク・メッツと契約し、田中将大選手と同じ春季キャンプに参加。その年、彼はAA級とAAA級で119試合出場し、打率.286で15本塁打、58打点、21盗塁の成績を記録しました。2020年にはロサンゼルス・エンゼルス傘下に加入します。

日本ハム時代

2021年には北海道日本ハムファイターズと契約し、日本のプロ野球でもプレーを開始しました。2022年には左右打席で本塁打を打つという希少な記録を達成し、注目を集めました。しかし、翌年の2023年は成績が低迷し、最終的にオフに退団が発表されました。

その後の動向

2024年にはオアハカ・ウォーリアーズに再入団することが決まり、メキシカンリーグでのプレーを続ける予定です。

選手としての特徴

アルカンタラは非常にパワフルなスイッチヒッターであり、マイナーリーグ時代には3年連続で2桁本塁打を記録。守備では内外野共にプレーできるユーティリティープレイヤーとして評価されています。走塁能力も高く、俊足で塁を駆け巡るスタイルが特徴です。

記録と背番号

彼は2013年にはオールスター・フューチャーズゲームにも選出されるなど、若い選手時代からその才能が注目されています。背番号については、カブス時代に7、アスレチックスおよびレッズ時代には30、日本ハム時代には6を着用していました。

今後の活躍にも期待のかかる選手です。

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