アリス・スプリングス空港

アリススプリングス空港は、オーストラリアのノーザンテリトリー、アリススプリングスの南約14キロに位置する空港です。世界遺産に登録されているウルル＝カタ・ジュタ国立公園への観光拠点として重要な役割を担っています。空港コードはIATA: ASP、ICAO: YBASです。

この空港には国際定期便の運航はありませんが、時折国際チャーター便が利用されます。例えば、2018年10月には日本航空がボーイング787-8型機を使用し、成田、中部、関西の各空港とアリススプリングス空港を結ぶチャーター便を運航しました。

アリススプリングス空港は、研究用気球の打ち上げ場所としても頻繁に利用されます。気球打ち上げ期間中は、安全確保のため空港が一時的に閉鎖されます。また、この空港には門限がなく、24時間いつでも利用できる点が特徴です。

砂漠地帯に位置するアリススプリングス空港は、航空機の長期保管に適した環境を提供しています。2014年以降、不要になった航空機の駐機場所、いわゆる「飛行機の墓場」として利用されており、アジア太平洋地域では唯一の存在です。2020年10月現在、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、セブパシフィック航空など、複数の航空会社の航空機が長期保管されています。

空港の公式ウェブサイトは、Alice Springs Airport - Official Siteで確認できます。また、この空港に関連するトピックとして、「飛行機の墓場」も興味深いでしょう。

アリススプリングス空港は、観光客の出入りだけでなく、科学研究や航空機の保管といった多面的な役割を担うユニークな空港です。

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