アリゾナ州立大学

アリゾナ州立大学 (ASU)

アリゾナ州立大学（Arizona State University、略称：ASU）は、アメリカ・アリゾナ州テンピ市に本部を置く、非常に大規模で注目の集まる公立大学です。全米で最も多くの学生を有する大学の一つであり、約5万人以上の学生が在籍しています。ASUは、パブリック・アイビーの一つとして欠かせない存在であり、アリゾナ州を代表する大学の一つでもあります。また、アメリカ西部の名門大学を含むパシフィック12カンファレンスのメンバーでもあり、名声を持つ教育機関です。

学問と評価

ASUは、特に革新的な教育手法やプログラムで知られ、「サンダーバード国際経営大学院」を2014年に統合しました。これにより、国際経営におけるさらなる成長が期待されています。特に2015年から2021年にかけては、全米で「最も革新的な総合大学」として6年連続で選ばれました。

世界大学ランキング

2018年の英国Times Higher Educationによる世界大学ランキングでは、ASUは世界第126位にランクされました。比較対象としては、東京大学が46位、京都大学が74位などがあります。また、US News and World Reportの調査でも多くの部門が評価されており、工学部の特定のプログラム（電子工学29位、航空宇宙学25位、生物工学20位など）が50位以内に位置付けられました。特に、サプライチェーンマネジメントが5位、経営学が12位を獲得し、エンジニアリング関連のプログラムでも高い評価を得ています。

スポーツと文化

アリゾナ州立大学はスポーツも盛んなことで知られ、特に野球チームは全国的にも強豪として名を馳せています。ドラフトでの選手輩出も多く、全体1位指名の選手を4人も排出しています。このように、学問だけでなく、スポーツにも力を入れている大学です。

日本校

2020年8月、広島県にある広島大学は、アリゾナ州立大学のサンダーバードグローバル経営大学院の日本校を設置することを発表しました。これにより、日本においても高品質な国際経営教育が受けられるようになります。

有名な卒業生

ASUは多数の著名な卒業生を輩出しています。その中には、作家やコメディアンのスティーブ・アレン、MLB選手のバリー・ボンズ、プロゴルファーのフィル・ミケルソン、さらにはNFL選手のジェイク・プラマーなどが含まれています。また、社会的に成功した自閉症者として著名なテンプル・グランディンや、ノーベル経済学賞受賞者のエドワード・プレスコットといった学界の影響力のある人物も在籍していました。

まとめ

アリゾナ州立大学は、多様な学問分野での卓越性を誇り、高い評価を受けています。その革新性や社会的影響力は、今後も多くの学生や教員に良い影響を与え続けることが期待されます。

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