アルピナ・B7ビターボ

アルピナ B7 ビターボ：究極のドライビング体験

アルピナ社がBMW 7シリーズをベースに開発した、ラグジュアリーハイパフォーマンスセダン、B7ビターボ。2012年12月の発売以来、その圧倒的な性能と洗練されたデザインで、多くの自動車愛好家を魅了し続けています。

アルピナならではの個性を主張するエクステリアとインテリア

B7ビターボは、BMW 7シリーズのボディをベースとしながらも、アルピナ独自の個性を際立たせています。全長5,240mmに及ぶロングボディは、アルピナの中でも最大級のサイズ感を誇り、存在感を示す「ALPINA」のロゴが誇らしげに輝くエアロパーツや、ボディ側面を彩るデコラインは、見る者の目を奪います。BMWのエンブレムも装着されながらも、アルピナ独自のアイデンティティが明確に表現されています。

インテリアもまた、アルピナならではのこだわりが凝縮されています。標準装備のアルピナ専用ウッド「Myrte」は、上質な空間を演出。さらに、ピアノブラックやカーボン調、ボディ同色など、多彩なオプションから好みに合わせたカスタマイズが可能です。レザーシートも、ダコタレザー、ナッパレザー、メリノレザー、アルピナレザー（ラヴァリナレザー）など、豊富なバリエーションから選択でき、ひし形マークやアルピナロゴの追加、パイピング、バイカラー、アルカンターラ製ルーフライニングといったオプションも用意されており、自分だけの特別な一台を仕立て上げることができます。

圧倒的な動力性能と洗練された走行性能

B7ビターボの心臓部は、BMW ALPINA B6 GT3譲りのレーシングテクノロジーを投入した、高性能エンジンです。シングルシリンダー・ステップダウン（EZA）技術により、1気筒ずつ瞬間的に休止させることで、高いトルクを維持しながらも、数ミリ秒での迅速なシフトアップを実現。そのパフォーマンスは、0-100km/h加速4.6秒、0-200km/h加速14.1秒、そして最高速度312km/hという驚異的な数字に表れています。（Limousineモデル）

エンジンを冷却するシステムも、アルピナ独自の技術が投入されています。旧モデル比でラジエーター容量を57％、インタークーラー容量を23％向上。インタークーラーのフランジの最適化により、圧力損失を45％低減し、過給圧の増大に貢献しています。さらに、1,000Wの大容量電動ファンも搭載されています。

トランスミッションには、ZF製8速ATにアルピナ独自のスイッチトロニックが組み合わされており、ハンドル裏のボタンでマニュアル操作も可能です。サスペンションは、フロントにアイバッハ製スプリング、リアにBMW製エアサスペンションを採用し、専用プログラムによるセッティングで、高い走行安定性と快適性を両立させています。21インチの大径ホイール（ALPINA CLASSIC Styling III)とMICHELIN Pilot Super Sport PSSタイヤも標準装備され、その走りはまさに圧巻です。

価格と仕様

日本での販売価格は、B7 Limousineが1,990万円、B7 Limousine Longが2,216万円、B7 Allrad（4WD）が2,088万円でした。基本的には左ハンドル仕様ですが、Limousineモデルは右ハンドル仕様も選択可能です（+51万円）。ボディカラーは、アルピナブルー、アルピナグリーンをはじめ、BMW 7シリーズの全色に加え、他シリーズや廃盤カラーも選択できる場合があります。標準ソリッドカラー、メタリックカラー以外のカラーはオプションとなります。

アルピナ B7 ビターボは、妥協のない性能と、贅を尽くした装備、そしてアルピナ独自の洗練されたデザインが融合した、まさに究極のラグジュアリーハイパフォーマンスセダンと言えるでしょう。その所有感と、唯一無二のドライビング体験は、所有する者にかけがえのない喜びをもたらしてくれることでしょう。

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