アルピナ・D3ビターボ

アルピナ D3 ビターボ：BMW 3シリーズを凌駕する高性能セダン/ステーションワゴン

アルピナ D3 ビターボは、ドイツの高級車メーカー、アルピナ社が2013年9月に発表した、BMW 3シリーズをベースとした高性能セダンおよびステーションワゴンです。アルピナ車の中では最小サイズながら、そのパフォーマンスとラグジュアリーな装備は、他の追随を許しません。

洗練されたデザインと個性的なスタイリング

ボディはBMW 3シリーズと共通ですが、アルピナ独自のエアロパーツやボディ側面のデコライン、専用の19インチホイールなどによって、圧倒的な存在感を放ちます。ALPINAのロゴが誇らしげに輝き、見る者の目を奪います。ボディカラーはアルピナブルーやアルピナグリーンといったアルピナ独自の色に加え、3シリーズの豊富なカラーバリエーションから選択可能で、さらに廃盤カラーも選択できる場合があります。

インテリアは、上質な素材と細部へのこだわりが光ります。標準装備のアルピナ専用ウッド「elm」は、高級感を演出。オプションでピアノブラックやカーボン調、ボディ同色など、好みに合わせたカスタマイズも可能です。シートは標準でコンビレザーシートが用意され、オプションでダコタレザー、メリノレザー、アルピナレザー（ラヴァリナレザー）といった上質なレザーから選択でき、ひし形マークやアルピナロゴを刻印することも可能です。

圧倒的なパフォーマンス

D3 ビターボは、その心臓部にBMW N57エンジンをベースにした、アルピナ独自のチューニングが施されたパワートレインを搭載。2,000 barの高圧直噴と2.3 barの過給圧を発生するギャレット製シーケンシャルツインターボ、そしてVGTを採用したセカンダリータービンにより、最高速度278km/h、0-100km/h加速4.6秒、0-200km/h加速17.9秒という驚異的なパフォーマンスを実現しています。

19インチの大径ホイール（ALPINA CLASSIC Styling III）とMICHELIN Pilot Sport PS2タイヤ（前245/35ZR19、後265/35/ZR19）の組み合わせは、優れたグリップ力と操縦安定性を提供します。

徹底的なチューニング

ベースモデルとの違いは、エンジン、ステアリング、足回り、トランスミッション、ブレーキ、マフラーなど、あらゆる面でアルピナの技術が注ぎ込まれている点にあります。

エンジン: BMW N57エンジンをベースに、DME、DSC、DTCを専用プログラムに変更。
ステアリング: バリアブルスポーツステアリングは専用プログラム。
足回り: アイバッハ製サスペンションと専用プログラムのBMW製ショックアブソーバーを採用。
トランスミッション: ZF製8HP70 8速スイッチトロニックミッションにアルピナ製トルクコンバータと専用プログラムを採用。
ブレーキ: ブレンボ製ブレーキキャリパー（フロント対向4ポット、リア対向2ポット）と大径ローター（フロント370×30mm、リア345×24mm）を採用。
マフラー: アクラポビッチ製ステンレスマフラーを採用。
* エアロパーツ: 専用フロント＆リアスポイラーにより、180km/h時において60％のリフトを押さえ、ゼロリフトを維持。

アルピナ D3 ビターボは、BMW 3シリーズの優れたプラットフォームをベースに、アルピナが持つ高度なチューニング技術を駆使し、最高の走りとラグジュアリーさを両立させた、まさに特別な1台と言えるでしょう。Limousineモデルは左ハンドルがベースですが、右ハンドルもオプションで選択可能です。Touringモデルは標準で右ハンドル仕様となります。

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