アレキサンダー・シュレメンコ

アレキサンダー・シュレメンコは、1984年5月20日生まれ、ロシア・オムスク出身の総合格闘家です。ロスファイターズ・スポーツクラブに所属し、第2代Bellator世界ミドル級王者として知られています。

初期のキャリア

シュレメンコは、キックボクシング、グレコローマンレスリング、サンボ、軍隊式近接格闘術など、多様な格闘技を学びました。2004年に総合格闘家としてデビューしました。

Bellatorでの活躍

2010年4月、Bellator 16でBellatorに初参戦。マット・メジャーに判定勝ちを収めました。その後も、Bellator 20でジャレッド・ヘスにTKO勝ち、Bellator 23の決勝でブライアン・ベイカーにTKO勝ちし、ミドル級トーナメントで優勝しました。

2010年10月には、Bellator 34で当時の王者ヘクター・ロンバードに挑戦しましたが、判定負けを喫し、王座獲得には至りませんでした。

2011年、Bellator 50のミドル級トーナメント1回戦でゼルグ・"弁慶"・ガレシックに一本勝ち。Bellator 54の準決勝でブライアン・ロジャースにTKO勝ち、Bellator 57の決勝でヴィトー・ヴィアナに判定勝ちし、2度目のトーナメント優勝を果たしました。

2012年4月には、Super Fight League 2でミノワマンと対戦し、TKO勝ちを収めています。

Bellator世界王座獲得

2013年2月、Bellator 88のBellator世界ミドル級王座決定戦でマイケル・ファルカォンと対戦し、KO勝ちで王座を獲得しました。

2013年9月、Bellator 98でブレット・クーパーを相手に初防衛に成功。同年11月には、Bellator 109でダグ・マーシャルにKO勝ちし、2度目の防衛に成功しました。

2014年3月、Bellator 114でブレナン・ワードに一本勝ちし、3度目の防衛を果たしましたが、同年5月のBellator 120でのティト・オーティズとのライトヘビー級契約のノンタイトル戦では、一本負けを喫しました。

2014年9月、Bellator 126でブランドン・ホールジーに一本負けを喫し、王座から陥落しました。

ドーピング問題とその後

2015年2月、Bellator 133でメルヴィン・マヌーフにKO勝ちを収めましたが、その後の薬物検査で規定値を超えるテストステロンが検出されました。これにより、カリフォルニア州アスレチック・コミッションから出場停止と罰金の処分を受けました。

シュレメンコはこれを不服として訴訟を起こし、2016年7月、訴えが認められ、出場停止処分は解除、罰金も減額されました。

2017年10月、Bellator 185でゲガール・ムサシと対戦し、判定負けを喫しました。

2019年12月には、Russian Cagefighting Championship 7でデヴィッド・ブランチに一本勝ちを収めています。

獲得タイトル

Stage of Russia Cup 3 優勝（2004年）
Stage of Russia Cup 4 優勝（2004年）
Russian Pankration Championship 優勝（2004年）
Stage of Russia Cup 優勝（2004年）
Championship of Asia 優勝（2005年）
World Pankration Championship 2005 優勝（2005年）
WKN MMA欧州75kg級王座（2009年）
Bellatorシーズン2 ミドル級トーナメント 優勝（2010年）
Bellatorシーズン5 ミドル級トーナメント 優勝（2011年）
第2代Bellator世界ミドル級王座（2013年）
M-1 Globalミドル級グランプリ 優勝（2016年）

表彰

近接格闘術 スポーツマスター

シュレメンコは、そのアグレッシブなファイトスタイルと、数々の実績で、多くのファンを魅了し続けています。

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