アレク・トーマス

アレク・トーマスのプロフィールと経歴

基本情報

アレク・トーマス（Alek Thomas）は、2000年4月28日生まれのアメリカ合衆国出身のプロ野球選手です。イリノイ州シカゴで生まれ、主に外野手として活躍しています。左投げ左打ちのこの選手は、現在MLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属しています。

経歴

ダイヤモンドバックスへの加入

トーマスは2018年のMLBドラフトにおいて、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから2巡目（全体63位）で指名され、プロ入りを果たしました。当初はテキサスクリスチャン大学への進学も考えていましたが、ダイヤモンドバックスとの契約を選び、プロ選手の道を進みます。

プロデビューを果たしたのは、ルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスでした。その後、パイオニアリーグのミズーラ・オスプレイでもプレーし、合計56試合に出場、打率.333、2本塁打、27打点、12盗塁という好成績を残しました。

マイナーリーグでの成長

2019年には、A級ケーンカウンティ・クーガーズとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーしました。このシーズンは114試合に出場し、打率.300、10本塁打、55打点、15盗塁を記録。特に7月にはオールスター・フューチャーズゲームにナショナルリーグ選抜として出場し、その才能が一段と注目を集めました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、マイナーリーグの試合が行われず、出場機会が限られましたが、2021年にはAA級アマリロ・ソッドプードルズおよびAAA級リノ・エーシズで106試合に出場し、打率.313、18本塁打、59打点、13盗塁を達成します。

メジャーデビュー

2022年、トーマスは開幕をAAA級リノで迎え、5月8日にメジャー契約を結び、ダイヤモンドバックスのアクティブ・ロースターに登録されました。この日の試合で、コロラド・ロッキーズを相手に「8番・中堅手」として先発出場。初打席でメジャー初ヒットとなる二塁打を記録し、印象的なデビューを飾りました。

代表歴

2023年のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）ではメキシコ代表に選ばれ、国際舞台でもその実力を示す機会に恵まれました。

選手としての特徴

トーマスは、攻守の両面で優れた能力を発揮する外野手として知られています。打撃では、コンパクトなスイングを持ちながらも広角に強打を放ち、投手に対する対応力も高いとされています。一方、俊足を生かした守備力も評価されており、中堅守備でのプレーは特に高い評価を受けています。ただし、肩の強さについては課題があるとも指摘されています。

今後の成長が非常に楽しみな選手であり、アレク・トーマスはMLBの舞台でさらなる活躍が期待されています。

もう一度検索