アレックス・ウッド

ロバート・アレクサンダー・ウッド

ロバート・アレクサンダー・ウッド（Robert Alexander Wood）は、1991年1月12日生まれのアメリカ出身のプロ野球選手で、現在はオークランド・アスレチックスに所属する投手です。ノースカロライナ州シャーロット出身で、左投右打のスタイルを持つ彼は、愛称の「ウッドマン」で親しまれています。

経歴

プロ入り前

ウッドはジョージア大学でプレーしており、同チームのカイル・ファーマーとはプロ入り後もチームメイトとして活躍しました。

プロ入りとアトランタ・ブレーブス時代

ウッドは2012年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから2巡目（全体85位）に指名され、6月に契約しました。プロデビューを果たすと傘下のA級ローム・ブレーブスで先発として活躍し、13試合に登板して4勝3敗、防御率2.22という素晴らしい成績を残しました。

2013年にはAA級ミシシッピ・ブレーブスで開幕し、さらにメジャー契約を結びました。デビュー戦では1回を無失点に抑える好投を見せましたが、その後は苦戦する場面も多く、31試合に登板して3勝3敗、防御率3.13でシーズンを終えました。

ロサンゼルス・ドジャース時代

2015年、ウッドはドジャースにトレードされました。ここで彼は推奨する先発ローテーション入りし、14試合で1勝4敗、防御率3.73とまずまずの結果を収めましたが、2016年に左肘を故障、手術を受けることになりました。

2017年には飛躍の年を迎え、まず前半戦で10勝無敗、防御率1.67の成績を残し、MLBオールスターゲームにも選出される快挙を達成しました。また、開幕からの連勝記録も保持し続けるなど、ドジャースのゴールデンエイジに貢献しました。

シンシナティ・レッズ時代

2018年度に、ウッドはレッズに移籍しましたが、背中の問題でシーズン全体のほとんどを故障者リストで過ごし、わずか7試合での先発登板にとどまってしまいました。

ドジャース復帰

2020年には再びドジャースと契約し、背番号57を復活させた彼は、新たなシーズンに期待を寄せていましたが、その年も試練に見舞われました。

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代

2021年、ウッドはジャイアンツと契約し、新たな挑戦を開始しました。このシーズンで彼はさらなる成長を目指し、MLBでも注目される投手としての地位を確立していきました。

投球スタイル

ウッドの投球は特異なフォームが特徴で、体の後方に腕を伸ばして溜め込み、肩越しに投げるスタイルを持ちます。このフォームから繰り出されるフォーシーム、ツーシームは平均球速90mph（約144.5km/h）に達し、ナックルカーブやチェンジアップも扱うことができます。グラウンドボールピッチャーとして知られ、本塁打を被ることが少なく、打者には非常に厄介な投手として評価されています。

ウッドはMLBで非常に高い奪三振率を誇る投手としても知られ、配球の多様性や試合を通じての冷静な判断力も彼の強みです。彼の成績は年々進化し、ファンや専門家から注目を浴び続けています。

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