カイル・ファーマー

ジェームズ・カイル・ファーマー：多才な内野手がロッキーズへ

ジェームズ・カイル・ファーマー（James Kyle Farmer）は、1990年8月17日生まれのアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロ野球選手です。右投右打の内野手として、現在はMLBのコロラド・ロッキーズに所属しています。

大学時代とプロ入り

ファーマーはジョージア大学時代、後にドジャースでもチームメイトとなるアレックス・ウッドと共にプレーしました。2012年のMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから指名を受けましたが、この時は契約しませんでした。

2013年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから8巡目（全体244位）で指名され、プロ入りを果たしました。ルーキー級オグデン・ラプターズでプロデビューし、2014年にはA級とA+級でプレー。着実にステップアップを重ねました。

2015年にはA+級とAA級でプレーし、打率.296、3本塁打、66打点を記録。オールスター・フューチャーズゲームにも選出されるなど、将来を嘱望される存在となりました。

メジャーデビューとレッズへの移籍

2016年はAA級でプレーし、2017年にメジャー初昇格。7月30日のジャイアンツ戦でメジャーデビューを飾り、延長11回裏に代打で出場すると、初打席で逆転サヨナラ2点二塁打を放ちました。この劇的なデビューは、多くのファンの記憶に残っています。

2018年12月には、ホーマー・ベイリーらとのトレードで、アレックス・ウッド、ヤシエル・プイグ、マット・ケンプと共にシンシナティ・レッズへ移籍しました。

ツインズ、そしてロッキーズへ

2022年11月にはケイシー・レグミナとのトレードでミネソタ・ツインズへ移籍。しかし、2024年オフにFAとなると、2024年11月23日にコロラド・ロッキーズと1年375万ドルのメジャー契約を結びました。

プレースタイルと評価

ファーマーは、捕手、三塁手、遊撃手をこなせるユーティリティプレイヤーです。打撃面では、高いコンタクト能力と勝負強さを持ち合わせています。メジャーデビュー戦でのサヨナラ打が示すように、プレッシャーのかかる場面でも力を発揮できる選手です。

守備面では、複数のポジションをこなせる器用さが魅力です。特に内野守備では、安定したフィールディングと正確な送球でチームに貢献します。

今後の活躍に期待

ロッキーズでは、内野のユーティリティプレイヤーとして、様々な場面での活躍が期待されます。持ち前の勝負強さと器用さで、チームの勝利に貢献してくれるでしょう。今後の活躍から目が離せません。

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