アレックス・ディカーソン

アレキサンダー・ロス・ディッカーソン

アレキサンダー・ロス・ディッカーソン（Alexander Ross Dickerson）は、1990年5月26日にカリフォルニア州モントレーで誕生したプロ野球選手であり、主に外野手と内野手として活躍しています。彼は左投左打の選手であり、現在は中日ドラゴンズに所属しています。中日では「アレックス・ディカーソン」という登録名で知られています。

経歴

プロ入り前

ディッカーソンは、2008年のMLBドラフトでワシントン・ナショナルズから48巡目で指名を受けましたが、契約には至らずインディアナ大学に進学しました。在学中は外野手と指名打者として活躍し、2010年には世界大学野球選手権大会にアメリカ代表として参加しました。

プロ入りとパイレーツ時代

2011年、ディッカーソンはMLBドラフトの3巡目に選ばれてピッツバーグ・パイレーツと契約し、プロのキャリアがスタートしました。彼のデビューは傘下のA-級ステート・カレッジ・スパイクスでした。翌年の2012年にはA+級ブレイデントン・マローダーズでフロリダ・ステートリーグのMVPに輝くなど、早くからその才能を発揮しました。

パドレス時代

2013年にサンディエゴ・パドレスに移籍し、2015年にメジャー昇格。メジャーデビュー戦で初打席から安打を記録するも、続けてマイナーに降格。その後はメジャーに復帰し、キャリア初の満塁ホームランを打つなどの活躍を見せましたが、2017年には怪我で全休。2018年も復帰を目指しましたが、再度の大怪我に見舞われます。

ジャイアンツでの活躍

2019年、ディッカーソンはサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍しました。ここでは56試合に出場し、特に2020年のシーズンでは3本塁打を含む好成績をおさめ、ウィリー・メイズの記録に並ぶなど、印象的なパフォーマンスを披露します。

ブレーブスとその後

アトランタ・ブレーブスでは活躍が期待されていたものの、打率.121と成績を残せず、再びマイナー契約を経て、2023年にはメキシカンリーグでプレー。契約後わずか12試合で自由契約となります。

その後、アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスで115試合に出場し、素晴らしい成績を残しました。2023年12月には中日ドラゴンズと契約を結び、日本のプロ野球界に挑むこととなります。

中日時代

中日ドラゴンズでのシーズンは、2024年の開幕戦から始まりましたが、腰痛のため出場を逃しました。しかし、5月には再登録され、NPB初本塁打を記録するなど、新たな環境で期待される選手となっています。

特徴と人物

ディッカーソンは、その巧みな打撃スタイルと力強いスイングが特徴で、三振の少なさとパンチ力が彼の強みです。また、彼は幼い頃から「ドラゴンボール」のファンであり、好きなキャラクターにベジータをあげています。アメリカの球界では「おじいちゃん（Grandpa）」という愛称で親しまれていました。

選手としての未来

今後のディッカーソンの動向が注目される中、彼は日本でのプレーを通じてさらなる成長を目指しています。この新しい挑戦が、彼のキャリアにどのような影響を与えるのか、ファンや関係者は期待を寄せています。

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