アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ：ギロチン帝王の軌跡

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ（Alexandre Franca Nogueira、1978年1月15日生まれ）は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の総合格闘家です。愛称はポルトガル語で「小さい」を意味する「ペケーニョ」。その小柄な体格からは想像もできないほど、数々の強豪をギロチンチョークで仕留めてきたことから、「ギロチン帝王」の異名を持ちます。元修斗世界フェザー級王者として、日本の格闘技界でもその名を轟かせました。

修斗での活躍

1998年4月26日、ノゲイラは修斗に初参戦し、当時無敗だった修斗ライト級王者・朝日昇をギロチンチョークで下すという衝撃的なデビューを飾ります。その後も大石真丈を腕ひしぎ十字固めで破るなど、その実力を遺憾なく発揮しました。

1999年9月5日、修斗ライト級チャンピオンシップで朝日昇との再戦を制し、見事王座を獲得。同年12月11日には巽宇宙と引き分け、2000年8月27日の再戦ではギロチンチョークで勝利し、初防衛に成功します。その後もステファン・パーリング、勝田哲夫、戸井田カツヤといった強豪を相手に防衛を重ね、その王座を不動のものとしました。

2003年8月10日には、ステファン・パーリングとの再戦で引き分け、5度目の防衛に成功。同年12月14日には、佐藤ルミナからフロントネックロックで一本勝ちを収め、その実力を見せつけました。2004年12月14日には、門脇英基から得意のギロチンチョークで勝利。2005年3月11日には、ジョン・ホーキに判定勝ちし、6度目の防衛を果たしました。

HERO'S、WECへの参戦

2005年7月6日、ノゲイラはHERO'Sミドル級世界最強王者決定トーナメント1回戦で所英男と対戦。しかし、右バックブローでTKO負けを喫し、HERO'Sの舞台では苦戦を強いられます。

2006年8月5日には、HERO'Sで朴光哲と対戦し、判定負け。2007年7月16日、HERO'S 2007 ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦では勝村周一朗にTKO勝ちを収めましたが、その後は再び苦戦が続きます。

2008年6月1日、WECに初参戦。ジョゼ・アルドとの対戦でTKO負けを喫し、さらに試合後の薬物検査でアナボリックステロイドの陽性反応が検出され、1年間の出場停止処分を受けました。

2009年10月30日、VALE TUDO JAPAN 09でリオン武と対戦し、KO負け。その後は目立った活動は見られず、静かにリングを去りました。

人物とエピソード

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラの弟であるレオナルド・フランカ・ノゲイラも総合格闘家として活躍しています。

その小柄な体格と、得意のギロチンチョークで数々の強豪を打ち破る姿から、「ギロチン帝王」の異名を持つノゲイラ。日本の格闘技ファンに強烈な印象を残した、記憶に残るファイターの一人です。

獲得タイトル

* 第4代修斗世界フェザー級王座（1999年）

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