朝日昇

朝日昇（あさひ のぼる）

朝日昇（あさひ のぼる、1968年1月5日 - ）は、日本の男性総合格闘家であり、絵描き、デザイナー、イラストレーターなど、多岐にわたる創作活動を行う人物です。本名は朝日 愼一（あさひ しんいち）。A-pop/東京イエローマンズを主宰し、元修斗世界フェザー級王者として、修斗四天王の一人にも数えられています。漫画『TOUGH』のキャラクター、朝昇（ちょうしょう）のモデルとしても知られ、1996年には『格闘技通信』の表紙を飾り、「奇人」と呼ばれるようになりました。

来歴

神奈川県横浜市出身。神奈川県立港北高等学校を経て、専修大学経営学部経営学科を卒業。1986年、専修大学入学と同時に、佐山聡のスーパータイガージムに入会し、修斗を学び始めました。翌年には、木口道場に移籍し、修斗クラスの初代メンバーとして、格闘技を始めて2年目で指導を開始。木口道場のゴリラのロゴは、木口宣昭からの依頼で朝日が初めてプロとして手掛けた作品です。

1990年3月17日、プロ修斗公式戦で斎藤友行と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。1992年3月27日には、修斗ライト級王者坂本一弘に挑戦し、判定勝ちで王座を獲得しました。同年7月23日には、田中健一の挑戦を判定ドローで退け、初防衛に成功。1993年6月19日には、修斗を広めるために全日本アマチュア修斗選手権大会を立案し、第1回大会を町田で開催しました。

1995年4月、初代修斗プロデューサーとして日本プロシューティングの社員となると同時に、シューティングジム大宮へ移籍し、ジムの代表に就任。プロデューサーとして、修斗のクラス分けやアマチュアのワンマッチシステムを構築し、全日本アマチュア修斗選手権大会を定着させるなど、現在の修斗の基盤を築きました。また、佐山聡からの要請で選手としても活動を続けました。

1996年7月7日、VALE TUDO JAPAN '96でホイラー・グレイシーと対戦し、スリーパーホールドで敗北。その後も、デニス・ホールやアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラといった強豪選手と対戦し、1999年9月5日には、ノゲイラに敗れ修斗ライト級王座から陥落しました。2001年9月、東京都北区東十条に自身のジム「東京イエローマンズ」を設立し、創作活動の拠点として「A-pop」を発足させました。

2004年、頸椎損傷による左手の痺れが悪化し、プロ選手としての活動を終え、デザインや絵などの創作活動を本格化。ジムでは指導に重点を置くようになりました。2010年には、修斗の運営体制に関する問題提起を行い、株式会社修斗の設立やベラトールとの提携などを提案しましたが、当時は理解を得られず、修斗から完全に離れることとなりました。

人物・エピソード・アート活動

幼少の頃から絵が得意で、学業においても優秀でしたが、特に幼少の頃は体が弱かった。中学、高校では野球部に所属。大学はレスリングの名門である専修大学に入学したが、レスリング部には所属しませんでした。現在は、ジム運営と並行して、「A-pop」を拠点にデザイナーや絵を描くなどの創作活動を行っています。

現役時代は関節技を得意とし、相手の良さを消す戦略を立てていたため、時に消極的と批判されることもありました。逆三角形の輪郭と西洋人のような顔立ちが特徴で、趣味はアメコミやフィギュア収集。東洋水産「麺づくり」のCMに出演したり、京都大学の学園祭で講演会を開催するなど、多岐にわたる活動を展開しています。

アパレルデザインやロゴデザインも国内外問わず手掛けており、グアム政府観光局公式サイトでも紹介されています。また、ハードコアバンドオリンポス16闘神のメンバーとしても活動。その他、個展や展示会も開催し、現代手工業乃党主催の「部屋を彩るもの ホームアクセサリー 展」へも出展。2016年には映画「VEGETABLE」に出演し、タイトルロゴのデザインも担当。2019年11月には、YouTubeチャンネル「朝日昇の奇人チャンネル」を開設しました。

戦績

総合格闘技、グラップリングで実績を残し、第3代修斗ライト級王座を獲得しています。

外部リンク

A-pop.tv / 朝日昇アートサイト
TOKYO YELLOW-MANZ
朝日昇の奇人チャンネル - YouTubeチャンネル
Noboru Asahi (@noboru_asahi) - Instagram
NOBORU ASAHI (noboru.asahi) - Facebook
朝日昇ブログ
バウトレビュー 選手データ
朝日昇の戦績 - SHERDOG（英語）

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