アンソニー・スウォーザック

アンソニー・スウォーザック：転々としながらも輝きを放ったベテラン右腕

アンソニー・レイ・スウォーザック（Anthony Ray Swarzak）は、1985年生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打であり、現在はフリーエージェント（FA）となっています。愛称は「スワジー（Swarzy）」。

プロ入りからメジャーデビューまで

2004年のMLBドラフト2巡目（全体61位）でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入り。2009年にメジャーデビューを果たしました。当初はマイナーリーグでの調整期間を経て、2011年からはロングリリーフや谷間の先発をこなすスウィングマンとして起用されるようになりました。

MLBでの活躍と苦悩

ツインズ時代は、安定した成績を残せない時期もありましたが、2014年には50試合に登板するなど、リリーフとして一定の存在感を示しました。しかし、その後はクリーブランド・インディアンス、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・ホワイトソックスなど、多くのチームを渡り歩くことになります。

ホワイトソックス在籍時の2017年には、41試合にリリーフ登板し、防御率2.23と好成績を挙げました。その後、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍し、シーズン通算70試合登板、防御率2.33と自己最高のシーズンを記録しました。

メッツ、マリナーズ、ブレーブスでの日々

2017年オフにはニューヨーク・メッツと2年契約を結びましたが、期待されたほどの活躍はできませんでした。その後、シアトル・マリナーズ、アトランタ・ブレーブスとチームを移籍し、再びFAとなりました。

ダイヤモンドバックス、ロイヤルズでの挑戦

2021年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックス、カンザスシティ・ロイヤルズと契約しますが、いずれも短期間で自由契約となっています。

韓国球界でのプレー

MLBでのプレーと並行して、2015年には韓国プロ野球の斗山ベアーズにも在籍しました。ここでは5勝を挙げましたが、1年で退団しています。

投球スタイル

スウォーザックの投球の中心は、89～94mphのシンカーです。その他に、90～95mphのフォーシーム、80～85mphのスライダー、79～84mphのカーブ、81～85mphのチェンジアップを投げ分けます。多彩な球種を駆使し、打者を打ち取るスタイルが特徴です。

まとめ

アンソニー・スウォーザックは、MLBを中心に、KBOでもプレーした経験を持つベテラン右腕です。多くのチームを渡り歩きながらも、リリーフとして自己最高のシーズンを記録するなど、その実力を発揮しました。今後の活躍にも期待がかかります。

年度別投手成績

(2021年度シーズン終了時)

年度別守備成績

(2021年度シーズン終了時)

背番号

51（2009年、2011年 - 2015年5月）
19（2015年6月 - 同年終了）
43（2016年 - 同年途中）
41（2016年途中 - 同年終了）
34（2017年 - 2017年7月25日）
37（2017年7月26日 - 同年終了）
38（2018年、2019年5月22日 - 同年終了、2021年）
30（2019年 - 同年5月19日）

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