アンダルシーア社会労働党

アンダルシア社会労働党（PSOE-A）

アンダルシア社会労働党（Partido Socialista Obrero Español de Andalucía、PSOE-A）は、スペイン社会労働党（PSOE）のアンダルシア自治州における地域組織であり、以前はアンダルシア社会主義者連盟（Federación Socialista Andaluza、FSA）として知られていました。1977年に設立され、当初はFSAとして活動していましたが、後に他の社会主義団体との統合を経て現在の名称になりました。

歴史

創設

1977年12月、トーレモリーノスでのFSA-PSOEの結党大会で、執行部が設立されました。1978年には、アンダルシア人民社会党（Partido Socialista Popular de Andalucía）とアンダルシア社会主義運動（Movimiento Socialista de Andalucía）がFSAに統合され、勢力を拡大しました。1979年12月のセビージャでの第2回党大会で、現在の名称であるアンダルシア社会労働党が初めて使用されました。

アンダルシアにおける社会主義の萌芽は、カディス県のアルカラ・デ・ロス・ガスーレスでの農業労働者連合の設立運動に見られるという歴史家もいます。ここでは、アナキズム思想と社会主義者の組織が共存していました。一方、マラガとリナーレスの社会主義団体が最初であるとする歴史家もいます。リナーレスの団体は1887年に設立され、そこにはPSOE創設者のパブロ・イグレシアスの姿もありました。

最初の議席

1899年、PSOEはコルドバの自治体選挙で初めて議席を獲得しました。これはPSOE創設から6年後の出来事であり、1892年にはマラガで労働総同盟第3回大会が開かれ、アンダルシア社会主義史における重要な出来事となりました。

20世紀初頭には、アンダルシアでの社会主義運動は徐々に拡大し、1910年代には確固たるものとなりました。コルドバ県とハエン県では特に顕著で、1919年の選挙では、社会主義勢力が獲得した約55,000票のうち、PSOEが半数を獲得しました。1920年にはハエンで最初の社会主義者の首長が誕生し、同年末にはアンダルシアの200の自治体で60人の議員が誕生しました。1931年には社会主義自治体議員数は600人に達し、1932年の総選挙では、PSOEはアンダルシアの8県で40議席を獲得しました。

内戦と亡命

1936年7月18日の反乱軍のクーデターによる内戦勃発により、PSOEはアルメリア、ハエン、マラガ、グラナダなどの共和国側支配地域にとどまりましたが、1939年の反乱軍勝利によりフランコ主義体制が構築されると、社会主義は非合法化されました。しかし、反体制運動は水面下で継続され、1950年代から1960年代にはストライキも発生しました。

近年の動向

アンダルシア社会労働党は、1977年の創設以来、すべての自治州議会選挙で勝利を収めていましたが、2012年3月の自治州議会選挙で初めてアンダルシア国民党（Partido Popular Andaluz）に第一党の座を明け渡しました。しかし、アンダルシア統一左翼（Izquierda Unida Los Verdes-Convocatoria por Andalucía）との連立により政権を維持しました。

青年組織は、フベントゥデス・ソシアリスタス・デ・アンダルシア（Juventudes Socialistas de Andalucía、JSA）です。

脚注

外部リンク

* Web del PSOE de Andalucía

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