『アンダー・ファイア』:ニカラグア内戦の真実を追うジャーナリストたちの姿
1983年に公開されたアメリカ映画『アンダー・ファイア』は、
ニカラグア内戦を舞台に、戦火に巻き込まれていくジャーナリストたちの姿を描いた作品です。この映画は、
1979年に実際に起きた、アメリカ人ジャーナリストが
ニカラグア国家警備隊によって殺害された事件に触発されて製作されました。
ストーリー
物語は、
ニカラグアの政治情勢を取材するために派遣された報道記者たちが、現地の厳しい現実を目の当たりにするところから始まります。彼らは、政府が主張する「反政府勢力は共産主義の過激派である」という説明に疑問を抱き始めます。そして、反政府ゲリラの指導者が公の場に姿を見せないことから、その生死に関する憶測が飛び交います。記者たちは、真相を確かめるべく危険な地域へと足を踏み入れていきます。
映画の特徴
『アンダー・ファイア』は、ジャーナリズムの倫理や報道の自由、そして戦争の残酷さを問いかける作品として高く評価されています。報道機関の役割、そしてジャーナリストが真実を追求する責任を描くとともに、戦争という極限状態における人間の心理や行動を深く掘り下げています。
キャストとスタッフ
この映画は、
ロジャー・スポティスウッドが監督を務め、ジョナサン・タプリンが製作を担当しました。脚本はクレイトン・フローマンとロン・シェルトンが共同で執筆し、
ジョン・オルコットが撮影を担当しました。音楽は
ジェリー・ゴールドスミスが手掛けています。
日本語吹き替え版では、
テレビ朝日が1990年8月25日に『ウィークエンドシアター』で放送しました。演出は小山悟、翻訳は
平田勝茂が担当し、
東北新社が制作に携わりました。
関連情報
この映画は、
ニカラグア内戦という歴史的な出来事を背景としています。関連する出来事としては、コントラ戦争やサンディニスタ革命などが挙げられます。
外部リンク
なかざわひでゆき ザ・シネマコラム ヨーロッパ映画を彷彿とさせる骨太で硬派な政治スリラーの隠れた名作『アンダー・ファイア』 2023.08.28
アンダー・ファイア - allcinema
アンダー・ファイア - KINENOTE
Under Fire - オールムービー(
英語)
*
Under Fire - IMDb(
英語)