アンディ・シーツ

アンディ・シーツ：日米球界を彩った名内野手

アンドリュー・マーク・シーツ（Andrew Mark "Andy" Sheets, 1971年11月19日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州バトンルージュ出身の元プロ野球選手。

MLBでの経験

ルイジアナ州立大学を経て、シアトル・マリナーズ、サンディエゴ・パドレス、アナハイム・エンゼルス、ボストン・レッドソックス、タンパベイ・デビルレイズに所属。遊撃手を本職としながらも、二塁手、三塁手もこなすユーティリティ性も持ち合わせていた。

広島東洋カープ時代

2002年オフに広島東洋カープへ金銭トレードで入団。当時のチームは守備に課題を抱えており、シーツにはその強化が期待された。華麗なプレーを見せる一方で、粗いプレーも目立ち、2003年には14失策を記録。しかし、打撃面では長打力も発揮し、4番打者も務めた。

阪神タイガース時代

2004年オフに阪神タイガースへ移籍。主に一塁手として、その守備力を遺憾なく発揮した。ショートバウンドの処理や投手へのトス、一塁線への打球処理など、守備面でチームに大きく貢献。2005年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。打撃面でも3番打者として活躍し、2005年のリーグ優勝に大きく貢献した。

2006年もコンスタントに活躍し、オールスターゲームにも出場。2007年は不振に苦しみ、出場機会が減少。同年オフに自由契約となった。

引退後

現役引退後は、阪神の駐米スカウトに就任。2009年にはマット・マートンを獲得し、そのマートンが1年目にNPB新記録となる214安打を達成したことで、シーツのスカウトとしての能力も高く評価された。2022年限りで阪神の駐米スカウトを退任。

選手としての特徴

広島入団前は正確なフィールディングが持ち味だったが、広島時代は失策も多かった。阪神移籍後は一塁手として安定した守備を披露し、ゴールデングラブ賞を3年連続で獲得。

プレースタイル

MLBでの経験を活かし、内野の複数ポジションをこなせるユーティリティプレイヤー。日本では主に遊撃手、一塁手として活躍。打撃では長打力も持ち合わせていた。

受賞歴

ゴールデングラブ賞：3回（一塁手・2005年 - 2007年）
月間MVP：1回（2003年8月）
* オールスターゲーム優秀選手賞：1回（2006年第2戦）

アンディ・シーツは、日米の野球ファンに愛された名内野手である。

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