アンディ・マルテ

アンディ・マルテ：ドミニカが生んだ才能あふれるプロ野球選手

アンディ・マヌエル・マルテ（Andy Manuel Marte, 1983年10月21日 - 2017年1月22日）は、ドミニカ共和国出身のプロ野球選手でした。主に三塁手として活躍し、右投右打でした。

MLBでの挑戦

2000年、アンディ・マルテはアトランタ・ブレーブスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2005年にはメジャーデビューを果たし、その後クリーブランド・インディアンス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスでもプレーしました。MLBでの通算成績は、打率.218、12本塁打、64打点という記録を残しています。レギュラー定着とはなりませんでしたが、持ち前のパワーを活かした打撃でチームに貢献しました。

KBOでの活躍

2014年、アンディ・マルテは韓国プロ野球（KBO）のKTウィズと契約しました。KTウィズにとって初の外国人野手として期待され、2015年にはチーム最多の89打点を記録するなど、その打棒を発揮しました。しかし、2016年は故障に苦しみ、シーズン途中で出場を終えることとなりました。

突然の悲劇

2017年1月22日、アンディ・マルテはドミニカ共和国で交通事故により死去しました。33歳という若さでの突然の訃報は、多くの野球ファンに衝撃を与えました。奇しくも同日には、カンザスシティ・ロイヤルズのヨーダノ・ベンチュラも交通事故で亡くなっています。

功績を称えて

アンディ・マルテの死後、生前最後に所属していたKTウィズは、彼の功績を称え、背番号5を一年間欠番としました。その後、洪現彬が5番を受け継いでいます。

プレースタイル

アンディ・マルテは、マイナーリーグで163本塁打を放ったほどのパワーが持ち味でした。一方で、守備面ではやや粗さが見られるものの、広い守備範囲と、インディアンス在籍時に限れば高いDRSの数値を記録しています。

アンディ・マルテは、その短い生涯の中で、野球に対する情熱と才能を発揮し、多くの人々に感動を与えました。彼の記憶は、これからも野球ファンの心に残り続けるでしょう。

詳細情報

年度別打撃成績（省略）
年度別守備成績（省略）

背番号

11 (2005年)
15 (2006年、2008年 - 2009年途中)
30 (2007年)
28 (2014年)
* 5 (2015年 - 2016年)

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