アンドレイ・ガチーナ

アンドレイ・ガチーナ

アンドレイ・ガチーナ（Andrej Gacina、1986年5月21日 - ）は、クロアチア・ザダル出身の卓球選手です。

略歴

2008年の世界選手権広州大会でクロアチア代表として初出場を果たしました。チームとしては20位という結果でしたが、ルーマニア戦でクリシャン選手、イタリア戦でボボチーカ選手に勝利し、個人としては目覚ましい活躍を見せました。また、シュラガー選手や馬琳選手といった強豪からもゲームを奪取するなど、その実力を示しました。

同年にはジャパンオープンにも出場し、日本戦で韓陽選手を破り、チームの危機を救いました。続く韓国戦では柳承敏選手に惜しくも敗れましたが、フルセットまで持ち込む粘りを見せ、チームの準優勝に大きく貢献しました。シングルスでは塩野真人選手と対戦し、敗れています。

オリンピックには、ロンドンオリンピック（ベスト16）、リオデジャネイロオリンピック（3回戦敗退）、東京オリンピック（2回戦敗退）と、3大会連続で出場を果たしています。

プレースタイル

ガチーナ選手のプレースタイルは、ヨーロッパの選手に多く見られるYGサービスからの展開を軸としています。その特徴は、何と言ってもパワー溢れる両ハンド攻撃で、相手コートにボールを叩き込むように打ち込むスタイルです。

まだ荒削りな部分も残りますが、ヨーロッパ卓球界においては数少ない若手有望株として注目を集め、クロアチアの英雄・ゾラン・プリモラッツ選手の後継者として期待されています。

主な戦績

2004年
世界ジュニア選手権神戸大会 男子ダブルス ベスト4
2007年
ITTFプロツアー・インドオープン 男子ダブルス ベスト4
ITTFプロツアー・コリアオープン 男子ダブルス ベスト8
2008年
第49回世界選手権広州大会 男子団体20位
ITTFプロツアー・ジャパンオープン 男子団体準優勝

外部リンク

GACINA Andrej - ITTFプロフィール （英語）
アンドレイ・ガチーナ - Olympedia（英語）

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