ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ

『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ』は、アメリカのプログレッシブ・メタルバンド、ドリーム・シアターが2011年にリリースした11枚目のスタジオアルバムです。このアルバムは、バンドにとって重要な転換期を示す作品となりました。

2010年9月、長年バンドを支えてきたドラムスのマイク・ポートノイが脱退。彼の後任を決めるため、大規模なオーディションが実施されました。数々の候補者の中から選ばれたのが、マイク・マンジーニです。マンジーニは、高度なテクニックと多様な音楽性を持つドラマーとして知られており、ドリーム・シアターのサウンドに新たな風を吹き込むことが期待されました。

アルバムの制作は、マンジーニ加入後に行われました。バンドは、彼のドラムスタイルに合わせて楽曲をアレンジし、よりテクニカルでドラマティックなサウンドを追求しました。

日本国内では、CDのみの通常盤に加え、新ドラマーのオーディションの模様を収録したDVDが付属する特別盤も発売されました。海外では、LPや、アルバム収録曲のインストゥルメンタルバージョンを収録したCDを含む、豪華なLimited Edition Boxsetもリリースされ、話題を呼びました。

アルバムの収録曲は以下の通りです。

On the Backs of Angels
Build Me Up, Break Me Down
Lost Not Forgotten
This Is the Life
Bridges in the Sky
Outcry
Far From Heaven
Breaking All Illusions
Beneath the Surface

参加ミュージシャンは以下の通りです。

ジェイムズ・ラブリエ：ボーカル
ジョン・ペトルーシ：7弦ギター、エレクトリック・ギター、バッキングボーカル
ジョン・マイアング：6弦ベース（エレクトリックベース）
ジョーダン・ルーデス：キーボード
マイク・マンジーニ：ドラムス、パーカッション

『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ』は、ドリーム・シアターの新たな章の始まりを告げる作品として、多くのファンに愛されています。ポートノイ脱退という危機を乗り越え、マンジーニという新たな才能を得て、バンドは更なる進化を遂げました。テクニカルな演奏、ドラマティックな楽曲構成、そしてバンドの熱い想いが込められたこのアルバムは、プログレッシブ・メタルの歴史に名を刻む傑作と言えるでしょう。

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