アーチー・ブラッドリー

アーチー・N・ブラッドリー（Archie N. Bradley）は、1992年8月10日生まれ、アメリカ合衆国オクラホマ州マスコギー郡マスコギー出身のプロ野球選手です。現在はマイアミ・マーリンズに所属しており、投手として活躍しています。愛称は「ハリウッド」。

経歴

2011年のMLBドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから1巡目（全体7位）で指名を受け、プロ入りを果たしました。プロデビュー後、傘下のルーキー級チームで経験を積み、着実にステップアップ。

2012年にはA級サウスベンド・シルバーホークスで27試合に先発し、12勝6敗、防御率3.84、152奪三振という好成績を記録しました。

2013年には、A+級バイセイリア・ローハイドとAA級モービル・ベイベアーズでプレー。AA級では21試合に先発し、12勝5敗、防御率1.97、119奪三振と素晴らしい成績を残し、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されました。

2014年はAA級モービルとAAA級リノ・エーシズでプレーし、経験を積みました。

2015年、ブラッドリーは開幕をメジャーで迎え、4月11日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。クレイトン・カーショウとの投げ合いを制し、初勝利を記録しました。しかし、4月28日の試合で打球が頭に当たるアクシデントに見舞われ、一時戦線離脱。その後復帰しましたが、シーズンを通して安定した成績を残すことはできませんでした。

2016年はメジャーに定着したものの、8勝9敗、防御率5.02と苦戦しました。

2017年、リリーフに転向すると才能が開花。63試合に登板し、3勝3敗1セーブ、25ホールド、防御率1.73という素晴らしい成績を挙げました。与四球率が大幅に改善され、セットアップマンとしてチームに大きく貢献し、ポストシーズン進出にも貢献しました。

2018年は76試合に登板し、4勝5敗3セーブ、ナショナルリーグ最多の34ホールド、防御率3.64、75奪三振を記録しました。

2019年は66試合に登板し、4勝5敗18セーブ、7ホールド、防御率3.52、87奪三振を記録しました。

2020年8月31日、ジョシュ・バンミター、スチュアート・フェアチャイルドとのトレードでシンシナティ・レッズへ移籍しましたが、同年オフにノンテンダーFAとなりました。

2021年1月18日、フィラデルフィア・フィリーズと単年契約を結び、53試合に登板しました。

2022年3月18日、ロサンゼルス・エンゼルスと単年契約を結びましたが、同年オフにFAとなりました。

2023年4月12日、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び、6月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしました。

人物

2016年秋から髭を伸ばし始めたのは、ダラス・カイケルが髭を伸ばしてサイ・ヤング賞を受賞したという迷信的な理由からだそうです。

ブラッドリーは、リリーフ投手として、その安定した投球でチームに貢献しています。今後の活躍にも注目が集まります。

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