アーバン・ショッカー

アーバン・ジェームズ・ショッカー（Urban James Shocker、1890年9月22日 - 1928年9月9日）は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド出身のプロ野球選手で、右投右打の投手として活躍しました。その名はニックネームではなく、本名です。

経歴

1915年、ショッカーはカナディアンリーグからニューヨーク・ヤンキースに指名され入団しました。翌1916年にメジャーデビューを果たし、12試合に登板して4勝3敗、防御率2.62の成績を記録しました。2年目の1917年オフには、ヤンキースとセントルイス・ブラウンズ（現在のボルチモア・オリオールズ）間で大型トレードが成立し、ショッカーはエディ・プランク、デル・プラットとの交換でブラウンズへ移籍しました。

ブラウンズでは、1918年に14試合の登板ながら防御率1.81と好投しました。1920年にメジャーリーグではスピットボールが禁止されましたが、ショッカーには特例としてスピットボールを投げる事が認められました。同年、初めて20勝を達成し、1921年にはキャリアハイとなる27勝12敗を記録し、アメリカンリーグの最多勝利投手となりました。さらに翌1922年にはリーグ最多となる149奪三振を記録し、チームも過去最高のリーグ2位に躍進しました。

1924年までブラウンズに在籍した後、再びトレードでヤンキースに復帰しました。1926年には19勝11敗、1927年には18勝6敗と、35歳を超えても高い勝率を維持していました。しかし、1928年に1試合に登板したところでヤンキースを放出され、そのままメジャーでのキャリアを終えました。ショッカーはヤンキースに在籍した投手の中で、最後のスピットボーラーとなりました。同年、ショッカーは肺炎を患い、9月にコロラド州デンバーで亡くなりました。

選手としての特徴

ショッカーは、スピットボールを武器に打者を打ち取る技巧派の投手でした。1920年のスピットボール禁止後も特例として投げることを許された、最後のスピットボーラーの一人として知られています。30代後半まで高い勝率を維持し、チームの勝利に貢献しました。

詳細情報

年度別投手成績（詳細については、外部リンクを参照ください。）

タイトル

最多勝利：1回（1921年）
最多奪三振：1回（1922年）
最多セーブ：1回（1920年）

記録

ワールドシリーズ出場：1回（1926年）

脚注

（脚注に関する情報は、詳細データ参照）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 - Baseball-Reference
選手の通算成績と情報 - Fangraphs
選手の通算成績と情報 - The Baseball Cube

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