イギリス領ヴァージン諸島の旗

イギリス領ヴァージン諸島の旗は、1960年11月15日に制定されました。この旗は、イギリスの国旗であるユニオンジャックを左上に配した青地のブルー・エンサインを基にしています。旗の中央には、イギリス領ヴァージン諸島の紋章が描かれています。

紋章のデザイン

紋章は、緑色の盾の中央に聖ウルスラの像が描かれています。聖ウルスラの左右には、彼女に従って船出したとされる1万1000人の乙女たちを象徴する、11個の燃える金色のランプが配置されています。盾の下には、ラテン語で「用心深くあれ」を意味するイギリス領ヴァージン諸島の標語「VIGILATE」が記されています。

この紋章のデザインは、クリストファー・コロンブスが15世紀に大西洋を横断し、この島々に到達した際のエピソードに由来します。コロンブスは、乙女たちの伝説にちなんでこの地を「ヴァージン諸島」と名付けました。

商船旗

イギリス領ヴァージン諸島では、商船旗も使用されています。商船旗は、赤地のレッド・エンサインに、同様にイギリス領ヴァージン諸島の紋章を配したものです。この旗は、イギリス領ヴァージン諸島に登録された船舶や、同諸島を訪問する船舶によって掲げられます。

総督旗

イギリス領ヴァージン諸島の総督は、これらとは異なる独自の旗を持っています。総督旗は、ユニオンジャックの中央にイギリス領ヴァージン諸島の紋章を描いたものです。このデザインは、他のイギリスの海外領土の総督旗と同様のコンセプトに基づいています。

まとめ

イギリス領ヴァージン諸島の旗は、ブルー・エンサインを基調とし、紋章に歴史と文化が反映されたデザインとなっています。商船旗や総督旗など、用途に応じた異なる旗が存在することも特徴です。これらの旗は、イギリス領ヴァージン諸島のアイデンティティを象徴するものとして、重要な役割を果たしています。

ギャラリー

イギリス領ヴァージン諸島の旗

イギリス領ヴァージン諸島の商船旗

イギリス領ヴァージン諸島の総督旗

関連項目

国旗の一覧
イギリス領ヴァージン諸島の紋章
イギリスの旗の一覧

外部リンク

British Virgin Islands at Flags of the World

もう一度検索