イギー・スアレス

イグナシオ・アントニオ・スアレス：内野手から指導者へ

イグナシオ・アントニオ・スアレス（Ignacio Antonio Suarez、1981年5月3日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク出身の元プロ野球選手です。主に遊撃手、三塁手、二塁手として活躍しました。

プロ入り前

1999年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから34巡目（全体1035位）で指名を受けましたが、契約には至らず、テキサス州立大学サンマルコス校へ進学しました。

レッドソックス傘下時代

2003年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから24巡目（全体714位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。傘下A級、アドバンスA級、AA級で着実に経験を積み、内野のユーティリティプレーヤーとしてチームに貢献しました。

各年代の成績は以下の通りです。

2003年：ローウェル・スピナーズ（ショートシーズンA級）：58試合、打率.222
2004年：オーガスタ・グリーンジャケッツ（A級）：38試合、打率.270
2004年：サラソータ・レッドソックス（アドバンスA級）：82試合、打率.257
2005年：ウィルミントン・ブルーロックス（アドバンスA級）：116試合、打率.233
2006年：ウィルミントン・ブルーロックス（アドバンスA級）：94試合、打率.265
2006年：ポートランド・シードッグス（AA級）：8試合
2007年：ランカスター・ジェットホークス（アドバンスA級）：18試合、打率.379
2007年：ポートランド・シードッグス（AA級）：105試合、打率.253
2008年：ポートランド・シードッグス（AA級）：124試合、打率.242
2009年：ポートランド・シードッグス（AA級）：67試合、打率.175
* 2009年：ポータケット・レッドソックス（AAA級）：20試合、打率.167

2008年オフには、プエルトリコのウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ロベルト・クレメンテ（LBPRC）に参加し、レオネス・デ・ポンセに所属しました。

2009年オフにFAとなりました。

独立リーグ時代

2010年からは独立リーグであるアトランティックリーグでプレーしました。サマセット・ペイトリオッツ、サザンメリーランド・ブルークラブス、ランカスター・バーンストーマーズ、シュガーランド・スキーターズ、ブリッジポート・ブルーフィッシュといったチームを渡り歩き、経験を積みました。

2012年オフには、第3回WBC予選のコロンビア代表に選出されました。

レッドソックス傘下への復帰と引退

2014年5月26日にボストン・レッドソックスと再びマイナー契約を結びましたが、怪我のため試合に出場することなく、この年限りで現役を引退しました。

引退後

引退後は指導者としての道を歩み始め、レッドソックス傘下ショートシーズンA級ローウェル・スピナーズの打撃コーチを経て、2016年に監督に就任しました。2018年からはA級グリーンビル・ドライブの監督を務め、若手選手の育成に力を注いでいます。

イグナシオ・アントニオ・スアレスは、プロ野球選手としての輝かしい実績に加え、引退後も指導者として野球界に貢献し続けています。

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