イチゴの誘惑

イチゴの誘惑

『イチゴの誘惑』は、竹内まりやが1981年4月5日にリリースした7枚目のシングルで、アルバム『PORTRAIT』の先行シングルとして発売されました。この楽曲は、彼女のキャリアにおいて特に印象深いものの一つであり、その背景にはさまざまなエピソードが存在します。

リリースの際、フルーツをテーマにした楽曲を続けて発表しており、この曲もその流れを汲んでいます。前のシングル「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜」に続き、今度はイチゴという新しいフルーツが歌われました。この楽曲は、松本隆と林哲司によって書き下ろされたもので、彼らの作品は常に新鮮であり、聴く人の心を引きつけます。

レコーディングでは、竹内まりや自身がバックコーラスに参加しており、同じくアーティストのEPOと大貫妙子もその場にいました。特に竹内は、コーラスの部分で「可愛い感じで」や「ここはもっと囁く感じで」といった指示を出しながら、楽しいレコーディングの時間を過ごしました。彼女はその思い出を振り返り、三人で「ワン・ツー・スリー♪」と声を合わせるたびに、笑いが絶えない楽しい雰囲気だったことを語っています。こうしたプロセスが、曲にさらなる魅力を与えることとなり、完成した楽曲は可愛らしさが際立つものとなりました。

収録曲

『イチゴの誘惑』は、同じく収録される「悲しきNight & Day」とともに、アルバム『PORTRAIT』に収録されています。これらの曲は、竹内まりやと山下達郎という二人の才能が見事に交差するものでもあり、それぞれの楽器やパートの演奏が楽曲に深い味わいを加えています。

レコーディングメンバー

• - イチゴの誘惑

- ドラムス: 青山純
- ベース: 伊藤広規
- ギター: 青山徹、今剛
- キーボード: 難波弘之
- バック・ボーカル: 竹内まりや、EPO、大貫妙子

• - 悲しきNight & Day

- ドラムス: 山下達郎
- ベース: 山下達郎
- ギター: 山下達郎
- アコースティック・ピアノ: 岡田徹
- キーボード: 山下達郎
- パーカッション、マリンバ: 山下達郎
- バック・ボーカル: EPO、山下達郎

アルバム情報

このシングルは、アルバム『PORTRAIT』に収録され、竹内まりやはそのキャリアの中で重要な位置を占めています。アーティストとしての成長を遂げる中で、この曲は彼女のスタイルが確立されつつあった時期にあたります。楽曲自体は、聴く人に親しみやすく、かつ遊び心あふれる要素が随所に散りばめられており、竹内まりや独自の魅力を象徴するものです。

参考資料

この楽曲に関する詳細は、2019年に公開されたライナーノーツに記載されています。竹内まりやのオフィシャルサイトでもシングル情報が確認できます。『イチゴの誘惑』は、聴く人にとって心温まるメロディと楽しい思い出を呼び起こす、そんな作品となっています。

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