イバノン・コフィー

イバノン・アンジェリノ・コフィー（Ivanon Angelino Coffie, 1977年5月16日 - ）は、オランダ領キュラソー島ウィレムスタッド出身の元プロ野球選手です。内野手として右投左打で活躍しました。

プロ入りとメジャーデビュー

1995年、ボルチモア・オリオールズと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1996年にはルーキー級ガルフ・コーストリーグ・オリオールズでデビュー。着実にステップアップを重ね、2000年にはAA級ボウイ・ベイソックスで開幕を迎えました。同年AAA級ロチェスター・レッドウイングスに昇格し、ついに7月、念願のメジャーデビューを果たしました。メジャーでは23試合に出場し、打率.217、0本塁打、6打点という成績を残しました。

その後のキャリア

2001年はメジャー昇格の機会を得られず、この年限りでオリオールズを退団しました。2002年にはシカゴ・カブス傘下AAA級アイオワ・カブスでプレー。2003年はセントルイス・カージナルス傘下、独立リーグ、そして古巣のオリオールズ傘下と、様々なチームを渡り歩きました。

2004年はヒューストン・アストロズ傘下AA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、同年8月にはアテネオリンピックの野球競技にオランダ代表として選出されました。2005年からはオランダの野球リーグ、ホーフトクラッセでプレー。2006年3月には、第1回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のオランダ代表にも選ばれました。

2007年には、台湾・中華職業棒球大聯盟（CPBL）の誠泰コブラズに入団し、11本塁打を記録しました。チームが米迪亜ティー・レックスとなった2008年も残留しましたが、開幕直後の3月29日に退団。その後はアメリカ独立リーグ、オランダのホーフトクラッセでプレーしました。

2009年からはイタリアンベースボールリーグに活動の場を移し、2010年まで所属し、現役を引退しました。

引退後

現役引退後は、オハイオ州で野球教室を運営し、次世代の育成に力を注いでいます。

プレースタイル

長打力を武器としたパワーヒッターとして知られていました。守備面では、動きの良さと強肩が評価されていましたが、安定感に課題を残していました。

詳細情報

誠泰（誠泰コブラズ）は、2008年に米迪亜（米迪亜ティー・レックス）に球団名を変更

背番号
29 （2000年）
20 （2007年）
24 （2008年）

代表歴
アテネオリンピック野球オランダ代表
2006 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表

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