イベロジャパン杯

イベロジャパン杯は、日本の囲碁界における若手棋士育成を目的とした非公式棋戦として、2014年に創設されました。スペイン囲碁協会の名誉会長であり、イベロジャパン社の社長を務める三上優氏の協力のもと、若手棋士への支援を目的として設立されました。

大会概要

参加資格: 17歳以下の棋士、院生
対局場所: 日本棋院インターネット対局サイト「幽玄の間」
主催: 日本棋院
協賛: イベロジャパン

大会方式

第1回は16名、第2回・第3回は18名によるトーナメント戦で行われました。

コミ: 6目半
持ち時間: 1時間、残り5分から秒読み

賞金

優勝者には、第1回と第2回は30万円、第3回は50万円の賞金が授与されました。若手棋戦としては高額であり、注目を集めました。

歴代優勝者


大会の意義

イベロジャパン杯は、若手棋士にとって貴重な実践経験の場となりました。インターネット対局という形式は、地方在住の棋士や、海外の棋士にとっても参加しやすい環境を提供しました。また、優勝賞金は若手棋士の活動を経済的に支える一助となりました。短い期間での開催でしたが、若手棋士の育成に貢献した棋戦として、その意義は大きいと言えるでしょう。

大会の終焉

イベロジャパン杯は、2017年の第3回をもって終了しました。主催者側の事情など、理由は明らかにされていませんが、若手棋士育成の場が失われたことは残念です。しかし、イベロジャパン杯に出場した棋士の中には、後にトップ棋士として活躍する者も現れており、その功績は確かに存在しています。

参考文献

『碁ワールド』日本棋院

外部リンク

日本棋院「イベロジャパン杯」　（実際のURLは提供されていませんので、必要に応じて追記してください）

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