広瀬優一

広瀬優一

広瀬優一（ひろせ ゆういち、2001年8月9日 - ）は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。七段。東京都出身、藤澤一就八段門下。

経歴

広島県で幼少期を過ごし、保育園で囲碁に出会う。小学校入学後、父親の転勤で東京都へ。小学1年生の時に藤澤一就が主宰する新宿こども囲碁教室へ通い始める。小学3年生で日本棋院東京本院の院生となり、小学5年生で藤澤主宰の天豊道場の内弟子となりプロを意識。

2015年11月、中学2年生の時に冬季棋士採用試験本戦で12勝3敗の1位となり、プロ入りを決める。2016年4月、14歳で入段。

2017年4月、非公式戦の第3回イベロジャパン杯で準優勝。

2018年10月、第43期新人王戦で決勝三番勝負を制し、自身初のタイトルを獲得。17歳1か月での新人王獲得は、新人王戦史上2番目の年少記録。

2019年、第44期棋聖戦Cリーグで4勝1敗の成績を収め、Bリーグに昇格。

2021年、第47期碁聖戦で自身初の七大タイトル本戦進出を果たす。

2022年、第69回NHK杯でベスト8に進出。

2024–25シーズン農心杯で日本代表の先鋒として出場。同年の竜星戦ではベスト4。

人物

棋風は読みを重視した「ヨセの碁」であり、終盤の細かい工夫で勝利を目指すことを得意とする。棋譜並べでも半目勝負の碁を好むという。対局前日にはジムで運動し、体をほぐすことをルーティーンとしている。

小学5年生から中学校卒業まで天豊道場で内弟子生活を送り、その経験が棋士としての原点となっている。師匠の藤澤一就は、広瀬の人柄を「主張すべきは主張する、素直でまっすぐ」と評している。

N高校出身で、関航太郎、上野愛咲美とは同級生。「自分の時間をたくさん持てるのが良いところ」とN高校について語っている。

棋歴

獲得タイトル

新人王戦（第43期）
若鯉戦（第18回）

良績等

名人戦リーグ入り（第50期=2024年度）
竜星戦 ベスト４（第33期）
イベロジャパン杯 準優勝（第3回、非公式戦）

昇段履歴

2016年4月1日 入段
2017年11月3日 二段
2019年1月1日 三段
2020年1月1日 四段
2021年1月1日 五段
2022年1月1日 六段
2023年1月1日 七段

受賞

2024年2月1日 新人賞（第57回棋道賞）
2024年2月1日 勝率第１位賞（第57回棋道賞）

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