イリーナ＝カメリア・ベグ

イリーナ＝カメリア・ベグ（Irina-Camelia Begu, 1990年8月26日 - ）は、ルーマニアのブカレスト出身の女子プロテニス選手です。3歳からテニスを始め、2005年にプロへ転向しました。

これまでにWTAツアーでシングルス4勝、ダブルス9勝を挙げており、自己最高ランキングはシングルス、ダブルス共に22位を記録しています。右利きで、バックハンド・ストロークは両手打ちというプレースタイルです。身長は181cm、体重は67kg。

2011年4月のアンダルシア・テニス・エクスペリエンスでは、予選から勝ち上がり、準決勝で当時世界ランキング14位だったスベトラーナ・クズネツォワを破るという殊勲を挙げ、ツアーで初めての決勝進出を果たしました。決勝では、当時6位のビクトリア・アザレンカに敗れ、準優勝となりました。同年、全仏オープンで4大大会に初出場し、1回戦でアラバン・レザイを破り初勝利を挙げましたが、2回戦で再びクズネツォワに敗れました。7月のブダペスト・グランプリでも決勝に進出しましたが、ロベルタ・ビンチに敗れています。これらの活躍が認められ、ベグは2011年のWTAアワードで年間最優秀新人賞を受賞しました。

2012年1月のモーリラ・ホバート国際では、モニカ・ニクレスクと組んだダブルスで決勝に進出し、見事ツアー初優勝を飾りました。全豪オープンでもニクレスクとのペアでベスト8に進出しています。同年、ロンドンオリンピックにルーマニア代表として初出場。シングルス1回戦で第1シードのビクトリア・アザレンカに敗れました。全米オープンでは1回戦で第8シードのキャロライン・ウォズニアッキを破る金星を挙げました。9月のタシケント・オープンでは、ツアー3度目の決勝進出を果たし、ドナ・ベキッチを破り、シングルス初優勝を飾りました。

2015年[[全豪オープン]]では、1回戦で第9シードのアンゲリク・ケルバーを破って勢いに乗り、4大大会で初めて4回戦に進出しました。しかし、4回戦ではウージニー・ブシャールに敗れ、ベスト8進出はなりませんでした。

イリーナ＝カメリア・ベグは、着実に実力をつけてきた選手であり、今後の活躍が期待されています。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 7回 (4勝3敗)
ダブルス: 16回 (9勝7敗)

4大大会シングルス成績

* W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

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