インテルフィン

株式会社インテルフィン：歴史と現在

株式会社インテルフィン（Intelfin Inc.）は、日本の出版社であり、そのルーツは戦後間もない1945年に遡ります。ここでは、その創業から現在に至るまでの変遷、主要な出版物、そして今後の展望について詳しく解説します。

創業と初期の出版活動

1945年8月8日、増永善吉によって株式会社鱒書房として、東京都日本橋区（現在の中央区）に創業しました。戦後の混乱期にあって、同社は社会のニーズに応える出版活動を展開しました。

1946年には、森正蔵による『解禁昭和裏面史　旋風二十年』が出版され、一大ベストセラーとなりました。この成功を機に、鱒書房は戦前・戦中を扱った書籍を数多く出版します。森正蔵の『戦後風雲録』、高木健夫の『生きている日本史』、服部卓四郎の『大東亜戦争全史』などがその代表例です。これらの書籍は、当時の社会情勢や歴史に対する深い洞察を提供し、多くの読者の関心を集めました。

また、鱒書房は、内外の文学やユーモア随筆等を収録する新書シリーズを多数刊行し、第一次新書ブームに貢献しました。さらに、菊池寛が1933年に文藝春秋より創刊した『話』の発行権を増永が譲り受け、1949年には日本初のハウ・トゥ・セックス雑誌『夫婦生活』として刊行しました。この雑誌は、当時の社会における性に対する関心の高まりを反映したものであり、話題を呼びました。後に同誌の編集部門は夫婦生活社として分社化されました。

社名変更と事業の多角化

その後、鱒書房は再度の路線転換を経て、社名を都山書房に変更しました。1967年7月9日には、株式会社ビデオ出版に社名が変更され、出版事業の多角化が進められました。そして、2010年4月28日、株式会社インテルフィンへと商号が変更され、新たなスタートを切りました。

現在の事業内容

現在の株式会社インテルフィンは、『ナンプレ広場』をはじめとするパズル誌の雑誌・書籍の発行、ボーイズラブ・ティーンズラブジャンルの電子コミックスの配信を主な事業としています。

主な雑誌

パズル雑誌
ナンプレ広場（偶数月26日発売）
スケルトン広場（奇数月8日発売）
SUPERナンプレポータブル（奇数月26日発売）
家族で遊ぼう点つなぎひろば（偶数月19日発売）
官能小説誌
艶（えん）（奇数月16日発売）
ペット雑誌
保護にゃん（不定期発行）
カレンダー
ニャンころりん（毎年11月発売）
デジタルコミック誌
AmarE - ティーンズラブ誌
PriaL - ボーイズラブ誌

休刊した雑誌

月刊HEN→月刊FRANK
メロンcomic
お元気生写真
やるCan
EX CD-ROM
EX DVD
マガジンJUNK
めちゃイイ!!
SAMSON（サムソン）（発行：海鳴館）
DVDやっぱ、Hな若妻ですよねっ!!SP
* DVDしろ～とEvolution!!

株式会社インテルフィンは、時代の変化に対応しながら、出版事業を通じて社会に貢献してきました。今後の展開にも注目が集まります。

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