イン・ザ・ネイビー

映画『イン・ザ・ネイビー』について

『イン・ザ・ネイビー』（原題：Down Periscope）は、1996年に公開されたアメリカのコメディ[[映画]]です。デヴィッド・S・ウォードが監督を務め、アメリカ海軍のはみ出し者たちが、旧式潜水艦で模擬演習に挑む姿をコミカルに描いています。

ストーリー

主人公のトーマス・ドッジ海軍少佐は、潜水艦の指揮官としての能力は高いものの、その型破りな性格が災いし、二度も艦長への昇進を逃していました。しかしある日、彼はついに艦長に任命されます。ところが、彼が指揮することになったのは、最新鋭の原子力[[潜水艦]]ではなく、老朽化したディーゼル潜水艦「スティングレー」でした。

実は、アメリカ海軍は、旧ソ連がディーゼル潜水艦を他国に売却している状況を鑑み、ディーゼル潜水艦との戦闘を想定した模擬演習を計画していました。ドッジは、その戦略眼を買われ、最新鋭の原子力[[潜水艦]]を擁する艦隊を相手に、スティングレーを率いて演習を行うことになったのです。

スティングレーの乗組員は、ドッジ同様、海軍内では変わり者扱いされている者ばかりでした。彼らは、ボロボロの潜水艦をオーバーホールし、模擬演習に臨みます。演習の目標は、ノーフォークを出港し、チャールストン港を「攻撃」した後、ノーフォーク港に戻り、最終目標であるダミー船を撃沈すること。この演習で結果を出せば、ドッジは原子力[[潜水艦]]の艦長になれますが、失敗すればデスクワークか、海軍を辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。

キャスト

ドッジ艦長：ケルシー・グラマー（屋良有作）
エミリー：ローレン・ホリー（金野恵子）
マーティ：ロブ・シュナイダー（家中宏）
ハワード：ハリー・ディーン・スタントン（田原アルノ）
グラハム提督：ブルース・ダーン（伊井篤史）
ノックス：ウィリアム・H・メイシー（福田信昭）
ウィンズロー提督：リップ・トーン（筈見純）
バックマン：ケン・ハドソン・キャンベル（茶風林）
ニトロ：トビー・ハス
ジャクソン：デュアン・マーティン
スポッツ：ジョナサン・ペナー
ステパネック：ブラッドフォード・テイタム（矢尾一樹）
ソナー：ハーランド・ウィリアムズ

スタッフ

監督：デヴィッド・S・ウォード
製作：ロバート・ローレンス
原案：ヒュー・ウィルソン
脚本：ヒュー・ウィルソン、アンドリュー・カーツマン、エリオット・ウォード
撮影：ヴィクター・ハマー
音楽：ランディ・エデルマン
衣裳：ルーク・レイチェル
美術：マイケル・コレンブリス
日本語字幕翻訳：松浦美奈
日本語吹替翻訳：植田尚子

その他

原題の「Down Periscope」は、1959年の戦争映画『潜望鏡を上げろ』（Up Periscope）のパロディ。
公開当初の邦題も『潜望鏡を上げろ』であったが、ビデオソフト化の際に『イン・ザ・ネイビー』に変更された。
映画の最後に流れる曲は、ヴィレッジ・ピープルの「イン・ザ・ネイビー」。

外部リンク

イン・ザ・ネイビー - allcinema
Down Periscope - IMDb（英語）
Down Periscope - オールムービー（英語）
Down Periscope - TCM Movie Database（英語）
Down Periscope - Rotten Tomatoes（英語）
Down Periscope - Box Office Mojo（英語）

『イン・ザ・ネイビー』は、型破りなキャラクターたちが繰り広げるコミカルな展開と、潜水艦戦のスリルが楽しめる、娯楽性の高い作品です。

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