筈見純

筈見 純（はずみ じゅん）

筈見純は、1934年7月14日生まれの日本の男性声優、舞台俳優、演出家です。東京都出身で、現在はアーツビジョンに所属しています。彼のキャリアは非常に多彩で、これまでに数多くの舞台やアニメ、映画、そしてテレビドラマに出演してきました。

来歴

筈見はキャリアの初期に新協劇団や劇団こけし座、全日本音楽芸能プロダクションなど、さまざまな劇団に所属しながら舞台や吹き替えの活動を行ってきました。彼はまた、東京アクタープロや劇団薔薇座、ぷろだくしょんバオバブなどの劇団でも活躍し、その後、東京俳優生活協同組合やグループだいこん、同人舎プロダクション等に所属しました。

人物

筈見は、テレビが普及し始めた時期から吹き替えを中心に活動しています。彼は自身が主催する譚倶楽部で池波正太郎の作品を主題にした演出や朗読劇を行い、若手俳優の育成にも注力しています。趣味としては野球やスキーに情熱を持ち、アクティブな活動を楽しむ一面もあります。

代表作

筈見は、1963年の『鉄腕アトム』の兵士隊長役でアニメの世界に足を踏み入れた後、数多くの人気作品に参加しています。1965年の『ジャングル大帝』のハーリー役から始まり、1970年代には『母をたずねて三千里』や『超合体魔術ロボ ギンガイザー』などに出演。

1980年代に入ると、彼の出演はさらに広がり、『宇宙戦艦ヤマト』『ルパン三世』『うる星やつら』などの名作や、劇場アニメ『アルプスの少女ハイジ』などでもその声が聞かれました。1990年代には『名探偵コナン』シリーズに参加し、2000年代に入っても『DARKER THAN BLACK』や『クレヨンしんちゃん』の作品に参加し続けています。

吹き替えの実績

筈見は、吹き替えの分野でも非常に多くの業績を残しています。映画『E.T.』や『イン・ザ・ネイビー』など、多数のアメリカ映画の日本語吹き替えに参加し、特にアクション映画やドラマでの声優として知られています。また、テレビドラマや特撮作品、さらにはアニメにおいても重要なキャラクターに息を吹き込んできました。

舞台作品

舞台にも非常に多くの出演歴があります。エー・アンド・ピー プロデュース公演「12人の浮かれる男」や文化庁芸術祭参加作品での朗読など、多岐にわたる舞台作品に関与してきました。また、彼が演出を手掛ける作品もあり、これまでに数多くの若手俳優たちを育成しています。

まとめ

筈見純は、日本のエンターテインメント界において多岐にわたる活動を展開してきた人物です。彼のキャリアは、声優、舞台俳優、演出家の三つの役割を兼任しつつ、若手の育成に貢献していることでも特筆に値します。彼の声や演技は、多くのファンや同業者に愛され続けています。彼の今後の活動にも期待が寄せられています。

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