ウィリアム・トゥポウ

ウィリアム・トゥポウ：ラグビー界のグローバルプレイヤー

1990年7月20日、ニュージーランドのオークランドに生まれたウィリアム・トゥポウは、世界を舞台に活躍するラグビーユニオン選手です。現在、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンのトヨタヴェルブリッツに所属し、日本代表として活躍を見せています。

多彩なキャリア：ラグビーリーグからラグビーユニオンへ

トゥポウのラグビー人生は、オーストラリアで幕を開けました。トンガ人の両親を持つ彼は、2歳の時に家族と共にブリスベンに移住。父の影響を受け、10歳からラグビーユニオンを始めます。ブリスベン州立高校時代には、オーストラリア代表の高校代表チームにも選出されるなど、早くからその才能を開花させました。

高校卒業後、トゥポウはラグビーリーグへ転向。NRL（National Rugby League）のブリスベン・ブロンコスを経て、ノース・クイーンズランド・カウボーイズでNRLデビューを果たします。さらに、ラグビーリーグのトンガ代表にも選出されるなど、その活躍は国際舞台にも及びました。

しかし、トゥポウのラグビー人生はここで終わらなかったのです。2012年、彼は再びラグビーユニオンへと戻ります。ウェスタン・フォースで経験を積んだ後、2014年に日本へ渡り、当時日野自動車レッドドルフィンズ（現・日野レッドドルフィンズ）に加入。同年9月、トップイーストリーグDiv.1第1節の釜石シーウェイブス戦で日本での公式戦初出場を果たします。

その後、コカ・コーラレッドスパークスを経て、2017年にはスーパーラグビーサンウルブズのメンバーに選ばれ、同年6月にはアイルランド代表との試合で日本代表として初キャップを獲得。日本代表としてワールドカップ2019にも出場するなど、日本ラグビー界に大きな貢献を果たしました。2021年からは、トヨタヴェルブリッツでプレーし、現在もその活躍を続けています。

家族の絆：弟もラグビー選手

トゥポウの弟、セミシもラグビー選手として活躍しており、現在はリコーブラックラムズに所属しています。兄弟揃ってラグビー選手という、トゥポウ家におけるラグビーへの情熱は並々ならぬものと言えるでしょう。

トゥポウの今後の活躍に期待

オーストラリア代表、NRL、日本代表と、複数の国やリーグで活躍してきたトゥポウ。その類まれな経験と才能は、日本のラグビー界に大きな影響を与え続けています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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