ウィリー・ナオルス

ウィリー・ナオルス（Willie Naulls, 1934年10月7日 - 2018年11月22日）は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の元プロバスケットボール選手です。NBA（ナショナル・バスケットボール・アソシエーション）で、1950年代後半から1960年代にかけて活躍しました。

選手経歴

UCLA（カリフォルニア大学ロサンゼルス校）卒業後、1956年のNBAドラフトでセントルイス・ホークスから指名を受けプロ入り。しかし、ルーキーシーズン中にニューヨーク・ニックスへトレードされ、以降、ニックスで中心選手として活躍しました。

ニックスでは、リッチー・ゲーリンやケニー・シアーズらと共にチームを牽引。1957-58シーズンには平均18.1得点、11.8リバウンドとダブル・ダブルを達成し、オールスターにも初選出。1959-60シーズンには21.4得点、14.2リバウンドと、得点アベレージを20点台に乗せ、その後3シーズン連続で平均20得点、10リバウンド以上を記録しました。1961-62シーズンには、キャリアハイとなる平均25.0得点、11.6リバウンドを記録しています。

また、ニックス時代には、アメリカの主要プロスポーツチームで初となる黒人キャプテンとしてチームを支えました。しかし、当時のニックスは低迷期にあり、ナオルスの在籍中にプレーオフに出場できたのは一度のみでした。その後、ジョニー・グリーンの台頭もあり、1962-63シーズン中にサンフランシスコ・ウォリアーズへトレード。さらにシーズン終了後、ボストン・セルティックスへ移籍しました。

セルティックスでは、トム・ヘインソーンの控えとしてプレー。出場機会は減少し、成績も低下しましたが、チームは黄金期を迎えており、ナオルスはセルティックスで3シーズンを過ごし、3度のNBAファイナル制覇を経験しました。1964年12月26日には、ヘインソーンの負傷により先発出場を果たし、ビル・ラッセル、K.C.ジョーンズ、サム・ジョーンズ、トム・サンダースと共にスターティングメンバーに名を連ねました。この試合でセルティックスは、NBA史上初の先発全員が黒人選手という記録を達成しました。

1966年に現役を引退。NBA通算成績は、10シーズン716試合に出場し、11,305得点、6,508リバウンド、平均15.8得点、9.1リバウンドでした。

主な業績

NBAファイナル制覇: 1964年、1965年、1966年
NBAオールスター選出: 1958年、1960年、1961年、1962年
UCLA体育殿堂入り

個人成績

レギュラーシーズン
プレーオフ

関連項目

ニューヨーク・ニックスのチーム記録

外部リンク

Basketball-Reference.com
Hoopedia

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