ウィルソン・コントレラス

ウィルソン・エドゥアルド・コントレラス

ウィルソン・エドゥアルド・コントレラス（1992年5月13日生まれ）は、ベネズエラ・カラボボ州のプエルト・カベージョ出身のプロ野球選手です。彼は現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のセントルイス・カージナルスに所属しています。コントレラスは捕手及び外野手としてもプレーすることができ、右投げ右打ちのスタイルで知られています。彼の愛称は「ウィリー」であり、同じくプロ野球選手である実弟ウィリアム・コントレラスも注目されています。

経歴

プロ入りとカブス時代

ウィルソンは2009年にシカゴ・カブスと契約しプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。当初は三塁手としてプレーし、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグでデビューを果たしました。初年度は29試合に出場し、打率.205とあまり印象的でない成績を残しましたが、次の年には打撃の向上が見られました。2011年にはA-級ボイシ・ホークスでのプレーを経て、2013年にはA級ケーンカウンティ・クーガーズで成長を遂げ、11本の本塁打を放ちました。

捕手としての転向は2012年から始まり、彼の守備力も徐々に向上しました。2015年にはAA級での活躍によりサザンリーグの首位打者に輝き、翌年のメジャーデビューへとつながりました。2016年、ウィルソンはAAA級アイオワ・カブスでのシーズンを経て、メジャーに昇格。その初打席で本塁打を記録し、注目を集めました。

メジャー1年目は76試合出場し、打率.282、12本塁打を記録。チームはポストシーズンにも進出し、彼は重要な役割を果たしました。

カージナルス時代

2022年のオフ、コントレラスはセントルイス・カージナルスと5年契約を結びました。この契約は8750万ドルの総額で、追う選手ロールの期待が寄せられています。また、カージナルスのレジェンドヤディアー・モリーナの引退により、彼にはさらなる活躍が期待されています。

選手としての特徴

ウィルソン・コントレラスは捕手としての技能とバッティングにおいて独自の才能を発揮しています。守備面ではまだ課題が残るものの、バッティングスキルにおいては2015年の首位打者獲得から成長を遂げ、選球眼も優れています。さらに、彼は試合中にハプニングを起こすこともあり、特に感情的になる場面でも知られています。

人物

コントレラスは2017年のプレイヤーズウィークエンドに自身の背ネームを「ウィリー」と選びましたが、他の選手からは「キラー」と呼ばれることもあります。彼はヤディアー・モリーナの大ファンであり、カブス時代から打席前にサインを貰いに行く姿が見受けられました。オフのFA期間にモリーナが引退し、コントレラスがカージナルスに加わることは運命的とも言える出来事でした。今後の彼の活躍に多くの期待が寄せられています。

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