ウィル・アレン(Will D. Allen、
1978年8月5日 - )は、
ニューヨーク州シラキュース出身のアメリカンフットボール選手です。
コーナーバックをポジションとし、現在はフリーエージェントとなっています。
プロ入りまで
アレンは地元の高校でアメリカンフットボールと
陸上競技に取り組みました。高校3年時には、11インターセプトという学校記録を樹立。ワイドレシーバーとしても、23回のキャッチで460ヤードを獲得し、平均20.0ヤードという記録を残し、州のファーストチームに選出されました。
陸上競技では、100m走で10秒5を記録し、
ニューヨーク州で3位に入賞しました。
シラキュース大学から
奨学金のオファーを受け、同大学に進学。43試合に出場(28試合に先発出場)し、
コーナーバック、キックオフリターナーとして活躍しました。大学時代には、40ヤード走で4.29秒という大学最速クラスの記録を出しています。
NFLでのキャリア
2001年のNFLドラフトで、1巡目全体22位で
ニューヨーク・ジャイアンツに指名され入団。その年、チームトップの4インターセプトを記録しました。
ジャイアンツでは5シーズンを過ごし、274タックル、8インターセプト、68パスディフェンス、3ファンブルリカバー、1ファンブルフォースという成績を残しました。2005年シーズン終了後、ジャイアンツはフリーエージェントのサム・マディソンと契約。
サラリーキャップを空けるため、アレンとの再契約は見送られました。
2006年3月19日、
マイアミ・ドルフィンズと4年間1200万ドルの契約を締結。
2008年には、3インターセプトを記録。11月2日の
デンバー・ブロンコス戦では、32ヤードのインターセプトTDをあげました。
2009年5月26日、契約期間を1年残していましたが、チームと2011年までの2年間1620万ドル(1100万ドルの保証を含む)の契約延長に合意。しかし、第6週の
ニューオーリンズ・セインツ戦で左ひざを負傷し、
前十字靭帯の断裂が判明。
故障者リスト入りし、シーズンを終えました。この怪我に対し、
ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ、レックス・ライアンが発したコメントに対し、アレンのチームメートであるジョーイ・ポーターが不快感を示しました。
2010年2月20日、愛車の
フェラーリを運転中に飲酒運転で逮捕。同年9月5日、シーズン開幕1週間前に
故障者リスト入りし、シーズン絶望となりました。
2011年9月3日、最終ロースターカットでドルフィンズから解雇。その後、9月14日にベニー・サップが解雇された後、ドルフィンズと再契約を結びました。
2012年3月21日、
ニューイングランド・ペイトリオッツと最低年俸で契約。しかし、
タンパベイ・バッカニアーズとのプレシーズンゲームで負傷し、同年8月27日に
故障者リスト入りしました。