ウェザーニュースLiVE (番組)

ウェザーニュースLiVEは、ウェザーニュース社が提供する24時間生放送の気象情報番組です。放送開始当初から、その内容は幾度かの改編を経て現在に至っています。

番組の通常時は、キャスターが直接出演せず、天気予報やウェザーリポートをテキストスクロールで表示する方法がとられています。まるでデジタルサイネージのような構成です。しかし、地震や台風などの異常気象が発生した場合、あるいは地震の震度が3以上と推定される場合、番組は中断され、幕張テクノガーデンB館23階にあるウェザーニュース・グローバル予報センターから最新の気象情報が伝えられます。この予報センターからの生中継は、緊急性の高い情報伝達を重視した番組構成の一環となっています。

特に注目すべきは、23時から24時までの時間帯です。この1時間は、AIによる天気予報解説番組「ウェザーロイドの時間」として放送されています。AIウェザーロイドType A Airiが担当し、通常は番組スタッフが動作モデルと機械音声を担当します。しかし、毎週木曜日のみ、山岸愛梨さんがAiriの動作モデルと音声に携わっています。これは、AIによる情報提供と人間の温かみを融合した、独特の試みと言えます。

番組開始は2018年4月16日。SOLiVE24からのリニューアルに伴い、9時～10時、16時～17時、そして23時～24時の時間帯に放送が開始されました。その後、2018年10月17日からは、16時～17時の時間帯に檜山沙耶さんと駒木結衣さんがキャスターとして出演していました。しかし、2018年12月1日の番組改編により、9時～10時と16時～17時の時間帯は終了。23時～24時の「ウェザーロイドの時間」のみ継続となりました。

さらに、2019年7月8日の改編では、それまでの生放送形式から、キャスターによるクロストークの再放送形式へと変更されました。そして「ウェザーロイドの時間」は、毎週木曜日の22時～23時へと放送時間が変更されました。この改編により、木曜日は22時から24時までの2時間放送となっています。

番組の内容も変化しています。2019年7月8日のスタジオリニューアルから「本日の振り返りと感謝」というコーナーが始まりました。これは、その日の放送内容を振り返り、視聴者への感謝を伝えるコーナーです。また、2023年10月12日からは、視聴者が作成したウェザーニュースLiVE番組の切り抜き動画を紹介する「ウェザーニュース切り抜きライブラリー」という視聴者参加型の新しいコーナーも開始されました。過去には「お天気川柳」というコーナーもありました。

このように、ウェザーニュースLiVEは、放送時間や番組内容を柔軟に変化させながら、視聴者により良い気象情報を提供し続ける番組です。緊急時の速報性と、AI技術の活用、そして視聴者参加型のコーナーなど、様々な要素が融合した、進化し続ける気象情報番組と言えるでしょう。

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