ウェリントン・リージョナル・スタジアム

ウェリントン・リージョナル・スタジアムは、2000年に開場したニュージーランド北島ウェリントンにある多目的競技場です。2020年からはネーミングライツにより、スカイ・スタジアム（Sky Stadium）という名称が用いられています。その丸みを帯びた金属質の外観から、ケーキを焼くための金属型、すなわち「Cake Tin」という愛称で広く親しまれています。

概要

1999年に建設され、2000年から利用が開始されたこの競技場は、15,050平方メートルの広さを誇ります。それまでウェリントンの代表的な競技場として使用されていたアスレチック・パークに代わる施設として設立されました。

座席数は34,500席で、必要に応じて補助席を使用することで最大40,000席まで拡張可能です。このスタジアムは、ニュージーランドのプロサッカークラブであるウェリントン・フェニックスFCの本拠地として使用されています。ウェリントン・フェニックスFCのトップチームはオーストラリアリーグ（Aリーグ）に、リザーブリーグはニュージーランド・フットボールチャンピオンシップにそれぞれ参加しています。また、ウェリントンラグビー協会、スーパーラグビーのハリケーンズ、ウェリントンクリケット協会所属のウェリントン・ファイヤーバードの本拠地でもあります。

ウェリントン・リージョナル・スタジアムは、ラグビー、ラグビーリーグ、クリケットなどのスポーツイベントに加え、陸上競技大会、コンサート、各種催事など、多岐にわたる用途で利用されています。

名称の変遷

オーストラリア系の金融機関であるウエストパック銀行グループが命名権を取得していた時期があり、競技場名にウエストパックの名が冠されていました。2001年から2002年シーズンまでは「ウエストパック・トラスト・スタジアム」と呼ばれ、その後「ウエストパック・スタジアム」へと変更されました。2020年からは、Sky (New Zealand)社が命名権を取得し、「スカイ・スタジアム」という名称になりました。

立地と交通

ウェリントンのウォーターフロントに建設されたこの競技場は、交通の利便性が非常に高いことが特徴です。ウェリントン駅に隣接しており、駅から直接アクセスできる歩道が設計されています。

オタゴ大学スタジアムセンター

競技場内には、オタゴ大学スタジアムセンターが併設されており、オタゴ大学医学部ウェリントンキャンパスとしても使用されています。

ウェリントン・リージョナル・スタジアムは、スポーツ、文化、教育の中心地として、ウェリントンの地域社会に貢献しています。

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