ウエディング・ベル

ウエディング・ベル

「ウエディング・ベル」は、1981年11月21日にリリースされたSugarのデビューシングルです。この曲は、恋人が他の女性と結婚することになり、その結婚式に招待された女性の心情を歌っています。

解説

歌詞は、新郎新婦への怒りを込めた「くたばっちまえ！アーメン」というフレーズに代表されるように、皮肉とユーモアに満ちています。この皮肉たっぷりの歌詞と、3人のメンバーによる美しく可愛らしいコーラスのギャップが、当時大きな話題を呼びました。結果、レコードは約70万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

Sugarはこの曲で、1982年の『第33回NHK紅白歌合戦』に出場しましたが、これが最初で最後の紅白出場となりました。

しかし、歌詞の内容から、一部のキリスト教関係者からは「キリスト教への冒涜」という批判も受けました。特に、旧外国人居留地がありキリスト教関係者の比率も高いとされる地域にあるNHK神戸放送局では、一時的に歌詞の一部をフェードアウトする自主規制が行われていました。

1982年11月には、続編となる「ウエディング・ベル II」もリリースされました。こちらは、新婚にも関わらず仕事で忙しく、なかなか一緒に時間を過ごせない夫に対する妻の不満を、理想と現実の対比で描いた歌詞となっています。カラオケでは「ウエディング・ベル」の音源が使用され、同様に「くたばっちまえ！」や「アーメン」のセリフが含まれていますが、効果音が一部変更されています。

収録曲

両曲ともに、編曲は平野融が担当しています。

1. ウエディング・ベル（3分21秒）
作詞・作曲：古田喜昭
2. 新鮮微笑女（3分8秒）
作詞：Heart Box／作曲：出井寿仁

カバー

「ウエディング・ベル」は、様々なアーティストによってカバーされています。以下に主な例を挙げます。

牧野雅己 - アルバム『フラワーケース』に「ウェディング・ベル（Mellow Disco Mix）」として収録。（2005年2月2日）
たかはし智秋・今井麻美・仁後真耶子 - 『THE IDOLM@STER RADIO TOP×TOP!』（2007年）
PUFFY - フジテレビ系ドラマ『婚カツ！』の主題歌として起用。アルバム『Bring it!』にも収録。（2009年）
大森靖子 - シングル『ピンクメトセラ/勹″ッと<るSUMMER』に収録。（2016年8月24日）
Guitar☆Man - 「ウェディング・ベル（Guitar Man Factory#001）」としてカバー。
roly poly ragbear - アルバム「TOKYO Auto-Reverse 〜ネオ渋谷系×80's〜」に収録。（2010年5月26日）
シャンソンズ（天海祐希／大島優子） - カバー。
さかもと未明 - アルバム『ラマジドゥラムール』に収録。（2012年9月12日）
水雲〜MIZMO - アルバム『歌謡抄〜雲の巻〜 -EP』に収録。（2018年11月7日）
chay - シングル「ウエディング・ベル（with Gentle Forest Jazz Band）」としてリリース。（2019年7月26日）

もう一度検索