ウォルター"ウルフマン"ワシントン

ウォルター"ウルフマン"ワシントン（Walter "Wolfman" Washington、1943年12月20日 - 2022年12月22日）は、米国ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点に活動した、ブルース、ファンク、R&Bのギタリスト兼シンガーです。

来歴

1943年にニューオーリンズで生まれたワシントンは、10代の頃にリー・ドーシーのバンドに加わり、ツアーに参加しました。1960年代中頃にはオール・フールズ・バンドを結成し、地元のクラブで演奏活動を開始。

1970年代にはジョニー・アダムスのバンドに参加し、20年以上にわたりライブやレコーディングで共演しました。1970年代後半には、自身のバンド、ロードマスターズを結成し、ヨーロッパツアーも行いました。

1981年には、初のソロアルバム『Leader Of The Pack』をヘップ・ミー・レコードからリリース。1980年代半ばにはラウンダー・レコードと契約し、3枚のアルバムを発表しました。その後、ヴァージン・レコード傘下のポイント・ブランク・レコーズからもアルバムをリリースしています。

1992年8月に初来日し、1999年3月にはブルースフェスティバル「THE JOOK」に出演するため再来日しました。

2007年、同じくニューオーリンズのミュージシャンであるジョー・クラウン（オルガン）、ラッセル・バティストJr.（ドラム）とトリオを結成し、メイプル・リーフ・バーで定期的に演奏するようになりました。

2008年には、久しぶりのアルバム『Doin' the Funky Thing』をリリースし、高い評価を得ました。同年には、クラウン、バティストとのライブ盤『Krown, Washington, Batiste / Live at the Maple Leaf』もリリースされています。

晩年

2022年に扁桃腺がんと診断され、闘病生活に入りました。2022年12月22日、79歳でニューオーリンズ市内のホスピスで死去。生前にレコーディングしていた遺作『Feel So At Home』が、2023年にティピティーナス・レコード・クラブ・レーベルからリリースされました。

ディスコグラフィー

1981年 『Leader Of The Pack』 (Hep' Me)
1986年 『Wolf Tracks』 (Rounder)
1988年 『Out of the Dark』 (Rounder)
1991年 『Wolf at the Door』 (Rounder)
1991年 『Sada』 (Point Blank)
1998年 『Funk Is in the House』 (Bullseye Blues)
1999年 『Blue Moon Risin'』 (Artelier)
2008年 『Doin' the Funky Thing』 (Zoho Roots)
2018年 『My Future Is My Past』 (Anti)
2023年 『Feel So At Home』 (Tipitina's Record Club)

Joe Krown Trio

2008年 『Live at the Maple Leaf』
2011年 『Triple Threat』
2013年 『Soul Understanding』

外部リンク

Walter "Wolfman" Washington公式サイト （英語）
* ウォルター"ウルフマン"ワシントン - オールミュージック （英語）

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