ウソツキは結婚のはじまり

ウソツキは結婚のはじまり（Just Go with It）

『ウソツキは結婚のはじまり』（原題: Just Go with It）は、2011年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディ映画です。デニス・デューガンが監督を務め、アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンが主演を務めています。この映画は、1969年の映画『サボテンの花』のリメイク作品です。サンドラーとアニストンは、2019年にNetflixのコメディ映画「Murder Mystery(原題)」で再び共演しました。

日本では劇場公開されず、ビデオスルーとして2012年1月11日にDVDが発売されました。

あらすじ

1988年、心臓外科医を目指すダニー・マカビーは、結婚式の1時間前に婚約者が自分の妹と鼻を侮辱し二股をかけていたことを知ります。傷心の彼はバーで結婚指輪を手に酒を飲んでいると、美しい女性が隣に座ります。バッグを拾ってあげたことからナンパと勘違いされますが、指輪を見た女性は既婚者だと知り態度を変えます。ダニーはモテたい一心で、結婚6年目の不幸な夫を演じたところ、同情した彼女と一夜を共にします。その後、ダニーは美容外科医に転身し、鼻を整形。結婚指輪を悪用して女性との関係を重ねるようになります。

時は流れ2011年。ダニーの助手で離婚歴のあるキャサリン・マーフィーは、彼の悪行を知る唯一の人物。ある日、パーティーで小学校教師のパーマーと出会い意気投合しますが、翌朝、ダニーが指輪をしていたことを知ったパーマーは、彼が浮気をしていたと思い込み怒ってしまいます。

パーマーに本気だと伝えたいダニーは、離婚するつもりだと嘘をつきます。パーマーがダニーの妻に会いたいと言い出したため、キャサリンに妻のフリを頼み、2人を会わせます。さらに、キャサリンの子供たちと電話で話すパーマーは、彼らがダニーの子供だと勘違いし、会いたいと言い出します。ダニーは子供たちに協力を頼み、ハワイ旅行を条件に承諾させます。空港では、元カノから逃げてきたダニーの従兄弟エディが「ドルフ・ラングレン」に変装して現れ、嘘がばれないように彼もハワイへ同行することに。

ハワイのリゾートで、キャサリンとダニーはキャサリンの大学時代の友人であるデブリン・アダムズとその夫イアン・マックストーン＝ジョーンズに遭遇します。キャサリンはダニーと子供たちの触れ合いを見て、彼に惹かれていきます。デブリンは2人を夕食に招待。酔ったエディからダニーのプロポーズ計画を聞いたパーマーは、ダニーに結婚を迫ります。驚きながらもダニーは承諾します。

パーマーはキャサリンにダニーへの気持ちがあるのか尋ねますが、キャサリンは否定。キャサリンがバーでデブリンに会うと、ダニーと結婚しているフリをしていることを告白。一方、デブリンは夫のイアンが同性愛者であるため離婚すると打ち明けます。キャサリンがダニーへの気持ちを告白していると、ダニーが現れ、キャサリンを愛しているからパーマーとは結婚しないと告げ、2人はキスをします。パーマーは同じ趣味を持つプロテニス選手と出会い、ダニーとキャサリンは結婚します。

キャスト

ダニー・マカビー：アダム・サンドラー
キャサリン・マーフィー：ジェニファー・アニストン
パーマー：ブルックリン・デッカー
エディ：ニック・スワードソン
マイケル：グリフィン・ Gluck
マギー：バilee Madison
* デブリン・アダムス：ニコール・キッドマン

公開と評価

2011年2月11日に北米で公開され、初週末に約3050万ドルを稼ぎ、初登場1位を獲得しました。北米での累計興行収入は1億302万8109ドル、それ以外の地域で1億1191億7482ドルを記録。特にロシアでは1317万4937ドルを売り上げました。

批評家からの評価は否定的なものが多く、Rotten Tomatoesでは127件のレビュー中20%が支持し、平均点は10点満点で3.8点。Metacriticでは31件のレビューで100点満点中33点となっています。

第32回ゴールデンラズベリー賞では、最低監督賞、最低主演男優賞を含む5部門にノミネートされ、最低監督賞と最低主演男優賞を受賞しました。なお、同賞では監督と主演が同じアダム・サンドラーの『ジャックとジル』が10部門で受賞しています。

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