エアプサン

エアプサン（Air Busan）

エアプサンは、韓国の格安[[航空会社]]（LCC）で、釜山を拠点に国内外へ路線を展開しています。アシアナ航空の系列会社であり、2007年12月にアシアナ航空が46%、釜山市が5%、釜山市の主要企業14社が49%を出資して設立されました。設立当初から、地域経済への貢献を目指し、釜山を中心としたネットワークを構築しています。

設立と初期の展開

2008年5月に定期運送事業免許を申請し、同年6月に取得。同年10月には、釜山 - ソウル/金浦線に初就航し、12月には釜山 - 済州線にも就航を開始しました。エアプサンの新規就航路線は、アシアナ航空が撤退した路線を引き継ぐ形で行われ、全てコードシェア便（共同運航便）として運航されています。これにより、アシアナ航空が運航していた時期よりも搭乗率が向上しました。2010年には、釜山 - 大阪/関西、福岡線と相次いで日本路線を開設し、同年7月からは東京/成田線にチャーター便を就航させました。

歴史

2007年7月：釜山航空設立推進委員会が発足
2007年8月：株式会社釜山国際航空として設立
2008年2月：エアプサン株式会社に社名変更。アシアナ航空、釜山市と投資協約を締結
2008年4月：航空機導入協約を締結（ボーイング737型機5機）
2008年6月11日：定期運送事業免許を取得
2008年10月27日：ホームページ及び予約センター開設、ソウル市及び済州国際空港にサービス支店を開設。釜山 - ソウル/金浦線（1日9便）就航開始
2008年12月1日：釜山 - 済州線就航開始
2009年3月：釜山 - ソウル/金浦線（1日9便→1日14便）増便
2009年6月：釜山 - 済州線（1日10便）、釜山 - ソウル/金浦線（1日14便→1日15便）をそれぞれ増便
2009年8月：釜山商工会議所と業務協約締結
2010年2月：航空機1機追加導入（ボーイング737型機）
2010年3月29日：釜山 - 福岡線就航開始（同社初の日本路線）
2010年4月26日：釜山 - 大阪/関西線就航開始
2010年7月：釜山 - 東京/成田線就航開始（チャーター便）
2010年12月：釜山 - セブ線就航開始（チャーター便）
2011年1月：釜山 - 台北/桃園線就航開始
2011年3月：釜山 - セブ線、ソウル/金浦 - 済州線就航開始
2011年5月：釜山 - 香港線就航開始
2011年6月23日：釜山 - 東京/成田線定期便化
2012年3月19日：釜山 - 青島線就航開始
2012年7月：釜山 - マカオ線就航開始
2012年9月28日：釜山 - 西安線就航開始
2012年11月15日：釜山 - 大阪/関西線、福岡線（いずれも1日1便→1日2便）増便
2012年12月21日：釜山 - セブ線（週4便→1日1便）増便
2013年4月3日：釜山 - 西安線就航開始
2013年11月6日：釜山 - シェムリアップ線就航開始
2013年12月11日：釜山 - 高雄線就航開始
2015年12月3日：釜山 - 札幌/新千歳線就航開始
2016年6月24日：釜山 - ウランバートル線就航開始
2016年9月1日：大邱 - 福岡線就航開始
2016年12月23日：大邱 - 大阪/関西線、札幌/新千歳線就航開始
2017年6月8日：大邱 - 東京/成田線就航開始
2018年6月21日：釜山 - 名古屋/中部線 就航開始。

就航都市と路線

国内線
釜山 - ソウル/金浦：1日15便
釜山 - 済州：1日10便
ソウル/金浦 - 済州：1日2便

国際線
日本：エアプサンが就航している国際路線の31%が日韓路線
ソウル(仁川) - 札幌/新千歳
ソウル(仁川) - 東京/成田
ソウル(仁川) - 大阪/関西
ソウル(仁川) - 福岡
釜山 - 札幌/新千歳：1日1便
釜山 - 東京/成田：1日1便
釜山 - 大阪/関西：1日3便+週2便
釜山 - 福岡：1日4便
釜山 - 松山：週6便
中国
釜山 - 青島：1日1便
釜山 - 西安：週4便
釜山 - 張家界：週2便
釜山 - 延吉：週3便
香港
釜山 - 香港：1日1便
マカオ
釜山 - マカオ：1日1便
フィリピン
釜山 - セブ：1日1便
中華民国
釜山 - 台北/桃園：1日2便
釜山 - 高雄：週5便
モンゴル
釜山 - ウランバートル：週2便
ベトナム
釜山 - ダナン：1日1便
カンボジア
釜山 - シェムリアップ：週4便
グアム
釜山 - グアム：週5便
ロシア
釜山 - ウラジオストク

保有機材

エアバスA321型機：16機
エアバスA320型機：8機

サービスの特徴

エアプサンは、格安[[航空会社]]でありながら、かつては機内食を無料で提供していました（短距離路線を除く）。しかし、2019年4月1日より、全ての路線で機内食と飲料（水を含む）が有料販売に変更されました。

トラブル・インシデント

2010年12月16日午前11時30分頃、福岡空港で釜山行きBX141便が管制の指示に反して滑走路に進入したため、滑走路手前約5.6kmまで接近中だった仙台発日本航空3530便が着陸を中止する事象が発生しました。この事故で、乗客・乗員に怪我はありませんでしたが、安全管理の重要性が改めて認識される出来事となりました。

関連項目

アシアナ航空
エアソウル（アシアナ航空が出資）

外部リンク

エアプサン（朝鮮語）（日本語）
에어부산(Air Busan) (@airbusan) - Instagram

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