エアーコンバット (システムソフト)

エアーコンバットシリーズについて

エアーコンバットは、システムソフトが開発したフライトシミュレーションゲームシリーズです。最初の作品は、1985年にリリースされた「立体版遊撃王」で、以来様々なバージョンが登場しています。特に、本シリーズの8作目となる「スーパーエアーコンバット4」は、フライトシューティングゲームとしても楽しめる特徴を持つ作品です。

シリーズの沿革

初期の作品

最初の「立体版遊撃王」は、PC-9801シリーズ向けに発売され、アナグリフ方式の3D表示が可能でした。続く「AIRCOMBAT 遊撃王II」でもシリーズ名が「エアーコンバット」となり、より本格的なフライトシミュレーションが実現しました。

エアーコンバットIIとそのアドオン

1991年にリリースされた「エアーコンバットII」は、様々な実在機を操縦できる初の作品であり、多数の航空機の中から選ぶ楽しみを提供しました。アドオンとしても、シナリオ集がリリースされ、これにより更に多様な航空機が操作可能となりました。

エアーコンバットIII

1992年に登場した「エアーコンバットIII」は、PC-9801シリーズの最終作として注目を浴びました。この作品がリリースされた同年には、ネット対戦型フライトシミュレーター「Air Warrior」の日本語版も開始されており、当時のフライトシミュレーション市場における大きな変化を象徴していました。

スーパーエアーコンバットシリーズ

1997年に発表された「スーパーエアーコンバット 蒼空の覇者」は、シリーズの転換点となりました。この作品では、USB対応のコントローラーを使用可能とし、操作性が向上しました。さらに、後続の「スーパーエアーコンバットII」や「III」では、より多様な航空機や精緻なグラフィックが施され、プレイヤーに新しい体験を提供しました。

スーパーエアーコンバット4

2006年にリリースされた「スーパーエアーコンバット4」では、アーケードモードが導入され、従来のフライトシミュレーションから脱却し、広範な層のプレイヤーをターゲットとしたゲームデザインがなされました。この新しいモードにより、操縦操作が簡素化されており、フライトシューティングジャンルへの融合が進められました。

主な操縦可能航空機

このシリーズでは、架空の機体を中心に、F-14、F-15、F-16、F/A-18、さらにはF-04 MI-C.A.D.O.といった架空機も登場し、それぞれ異なる特性やルールで楽しむことができます。特にMI-C.A.D.O.はシリーズの象徴とも言える架空戦闘機で、その独特なデザインや性能が多くのプレイヤーに支持されています。

まとめ

エアーコンバットシリーズは、40年以上にわたる歴史を有し、進化を続けてきたフライトシミュレーションゲームです。実際の航空機を模したリアルな操縦体験から、架空の戦闘機による華やかな空中戦まで、魅力的な要素が満載です。これからもシリーズの新たな展開に期待が寄せられています。

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