エクセルシャノン

株式会社エクセルシャノンについて

株式会社エクセルシャノン（英名：EXCEL SHANON Corporation.）は、パナソニックホールディングスの連結子会社であり、主に塩化ビニル樹脂製の窓枠である樹脂サッシの製造と販売を行っています。エクセルシャノンは、樹脂サッシにおいて日本市場の先駆者として知られています。

企業の業績とシェア

2023年7月3日、トクヤマが保有するエクセルシャノン株式のうち17%がパナソニックホールディングスに譲渡されました。この結果、エクセルシャノンはパナソニックホールディングスの連結子会社となると同時に、トクヤマの持分法適用会社として新たなステージに入りました。この構造変化により、エクセルシャノンはパナソニックの広範なネットワークと資源を活用し、さらなる事業拡大を目指しています。

主な製品

エクセルシャノンは、特に「シャノンウインド」シリーズの樹脂サッシ製品で知られています。これらの製品は、優れた断熱性能や耐久性を持ち、エネルギー効率を向上させる要素が多く含まれています。対外的にも高い評価を受けており、省エネルギー住宅などの需要に応えています。

沿革

エクセルシャノンの歴史は、1976年にまで遡ります。この年、日本初の樹脂サッシである「シャノン」の製造と販売がサンアロー化学によって開始されました。1980年には、北海道に日本初の樹脂サッシ組立工場が設立され、1991年から1994年にかけては、各地域に販売子会社が設立されました。

2000年には、トクヤマがシャノン建材事業を分社化し、初めて「株式会社シャノン」が設立されました。その後も、各地に製造拠点や販売会社を設け、事業を拡大させてきました。特に2008年には、トリプルガラスを使用した樹脂サッシ「トリプルシャノン」が発売されるなど、技術革新が進みました。

2014年から2016年には、新製品として「シャノンウインドII」や「トリプルシャノンII」などが投入され、製品ラインアップの強化が図られました。また、2020年にはパナソニックに対する第三者割当増資を実施し、資本関係の強化を目指しました。

最後に、2023年のトクヤマからの株式譲渡を経て、エクセルシャノンはさらなる成長を遂げることが期待されています。今後は、パナソニックとの協力を通じて、より一層の技術革新や市場拡大に挑戦していくことでしょう。エクセルシャノンが展開する樹脂サッシ技術は、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。

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