エスモール(S-MALL)について
エスモールは、
山形県鶴岡市にある株式会社庄交コーポレーションが運営する
ショッピングセンターです。
庄内交通のエスモール
バスターミナルと東京
第一ホテル鶴岡を併設しており、地域の人々の生活に密着した商業施設として親しまれています。地元では「エスモ」の愛称で呼ばれることも多く、旧称である「庄交モール」という名称も一部で使われています。
歴史
エスモールの歴史は、
1974年に
庄内交通が本社敷地の有効活用を検討したことから始まります。調査の結果、大型
ショッピングセンターの建設が可能であると判断され、
ダイエーを核店舗とする
ショッピングセンターと
バスターミナル、大型駐車場を併設する計画が策定されました。
1978年11月には、「庄交モール」として開業し、
ダイエー鶴岡店がキー
テナントとして入居しました。ピーク時には、
ダイエーの年間売上高が約54億円を超え、鶴岡の商業に大きな影響を与えました。その後、
1981年には「第一イン鶴岡」、
1983年にはスポーツ・カルチャー施設「プラス・ワン」が開業し、
1985年には第2駐車場が増設されました。また、地域のイベント会場としても利用され、賑わいをみせていました。
しかし、
1995年に近隣に競合店がオープンすると、客足が減少。
2001年には、郊外に大型
ショッピングセンターができた影響で、
ダイエー鶴岡店は売上不振となり、
2002年に閉店しました。その後、庄交モールは大規模な改装を行い、専門店を導入して「エスモール」としてリニューアルオープンしました。
現在
現在、エスモールは、核店舗のマルホンプラスと約50の専門店で構成されています。また、地域の人々が利用できるイベント広場やまなびの広場、
バスターミナルなど、多様な施設を有しています。
営業時間は通常10:00から20:00までです。
施設
イベント広場: 展示会やワークショップなど、多目的に利用できる貸しスペースです。
まなびの広場: 習い事や会議など、様々な用途に利用できる貸し教室です。
エスモールバスターミナル: 庄内交通の主要ターミナルとして、鶴岡地域からのバスが発着します。2017年には大規模な改修が行われ、待合スペースの拡充や、チケットカウンター、コーヒーショップなどが整備されました。
高速バス路線
エスモールバスターミナルからは、以下の高速バス路線が利用できます。
酒田・鶴岡 - 仙台線
酒田・鶴岡 - 山形線
夕陽号(東京方面)
また、
庄内空港へのリムジンバスも発着しています。
アクセス
自動車: 山形自動車道鶴岡ICより約12分
鉄道: JR
羽越本線鶴岡駅から徒歩約3分
周辺情報
エスモールは、
鶴岡駅からも徒歩圏内に位置し、周辺には若干の店舗がありますが、かつての賑わいを取り戻すには至っていません。
2005年にはマンションが建設されました。
エスモールは、地域の人々の生活を支える重要な商業施設として、その役割を果たし続けています。