エターナル (ガンダムシリーズ)

エターナル (Eternal)

エターナルは、人気テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』とその続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する架空の戦艦です。その名前は英語で「永遠の」や「不滅の」を意味し、艦艇の特性を反映しています。

艦体の概要

エターナルは第一次連合・プラント大戦の後半期に、ザフトによってフリーダムとジャスティスの専用母艦として建造されました。性能に優れた機体の運用に必要な設備が整えられており、その速力は既存のザフト艦の中で最も高いとされています。また、艦の分類記号は「MS高速フリゲート」であり、Yは試作艦であることを示すものです。ただし、公式の英語名は「Eternal Class MS Carrier」となっており、少々の混乱が生じています。

艦体のデザインに関しては、全体がローズレッドに塗装されており、艦橋上部には角状のパーツが、艦体の両側には翼状のパーツがあります。これにより、独特のシルエットを持った戦艦として視覚的にも強い印象を与えています。エターナルは、アークエンジェルやクサナギと同様に、ほとんどのシーンで3DCG技術を使用して描かれています。

武装

エターナルの武装には以下のようなものがあります：

• - 主砲: 艦橋前方に位置する単装ビーム砲。
• - レールガン: 艦橋後部両舷に2門装備されている小型連装レールガン。
• - 小型ビーム砲: 艦体に多数搭載された小型ビーム砲。
• - ミサイル発射管: 艦体に多数備えられたミサイル発射管。
• - 58mmCIWS: 近接防御用の機関砲で、ミサイル迎撃に使用されます。
• - ミーティア: フリーダムやジャスティスの強化装備で、エターナルに接続した際は同艦の兵装としても機能します。

搭載機

エターナルは様々なモビルスーツを搭載しています。『機動戦士ガンダムSEED』では、ZGMF-X10A フリーダムやZGMF-X09A ジャスティスを搭載していました。一方、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、さらに多くの機体が搭載され、ZGMF-X20A ストライクフリーダムやZGMF-X19A インフィニットジャスティスなどが含まれました。

物語の中での役割

エターナルは、物語の中でも重要な役割を果たしました。『機動戦士ガンダムSEED』では、クライン派のキャプテンであるアンドリュー・バルトフェルドが指揮し、アークエンジェルとクサナギとの連携を通じて、多くの戦闘に参加しました。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、艦は小惑星に隠されている秘密工廠として利用され、後にラクス・クラインと再統合されて新たな任務に就くことになります。さらに、最終決戦であるメサイア攻防戦では、ストライクフリーダムの活躍に寄与することとなります。

また、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、エターナルが再び登場し、物語のクライマックスに関与します。
このように、エターナルは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにおいて、技術的な革新と艦隊戦における戦略的な役割を担う重要な戦艦として描かれています。

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