エディ・ガソ

エディ・ガソのボクシングキャリア

エディ・ガソ（Eddie Jose Gazo Roa）は、1950年にニカラグアのマナグアで生まれたプロボクサーです。彼は1971年にプロデビューし、数々の試合を経てボクシング界に名を馳せる存在となりました。特に1977年にWBA（世界ボクシング協会）世界スーパーウェルター級のタイトルを獲得したことで、そのキャリアの中で大きな転機を迎えました。

タイトル獲得と戦績

ガソは1977年3月5日に行われた試合で、当時の王者ミゲル・アンヘル・カステリーニを破り、WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンに輝きました。この見事な勝利は彼の名声を高めました。そして、同年6月7日には日本武道館で輪島功一と対戦し、11ラウンド45秒でKO勝ちを収め、初の防衛に成功します。この試合は、ガソの実力を示す重要な一戦となりました。

彼はその後、同年の9月13日に柴田賢治と対戦し、15ラウンドの判定で勝利。これによって、彼は見事に3度目の防衛を果たしました。これらの戦績は、彼のボクサーとしてのアスリート精神と努力の証です。

防衛戦とスタイルの変化

1978年8月9日、秋田市立体育館で工藤政志との試合が行われ、ガソは15ラウンド判定により敗北しました。彼のスタイルはクリンチを多用する変則的なものでしたが、工藤戦ではそのクリンチが反則扱いとなり、減点を受けたことが敗因に繋がりました。この試合は、彼にとって厳しい試練であり、ボクサーとしての成長の重要な一環でもありました。

引退とその後の影響

1984年3月7日、エディ・ガソはジュリアン・ジャクソンとの試合に挑みましたが、2回36秒でKO負けを喫し、これをもって現役を引退することにしました。ガソの引退後、彼の名はボクシング界の歴史に刻まれ、若い選手たちに影響を与え続けています。彼のキャリアには、無数の戦いと、多くの試合を通じて得た経験が詰まっています。

獲得したタイトル

• - ニカラグアウェルター級王座
• - FECARBOXスーパーウェルター級王座
• - WBA世界スーパーウェルター級王座（防衛4回）

エディ・ガソはその独自のスタイルと戦績により、ニカラグアのボクシング界における象徴的な存在となりました。彼の功績は、ボクサーやファンからも尊敬されており、彼の名は今も語り継がれています。

もう一度検索